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July 27, 2011

一人乗り宇宙船イラスト集

7〜8年ほど前に、一人乗り宇宙船を色々と考えた。最終的には「スニーカー」と名付けられ、CGにより松浦さんの本などに載っているのを知っている人も居るかもしれない。
一人乗り宇宙船については、「やはり二人以上でないと心配だ」と言う意見が多くて、その後、余り進展が無かった。しかし、先週、宇宙飛行士自身が「一人乗りで船外活動のようなこともできて、大気圏再突入可能な宇宙船が欲しい」と言うのを聞いて、昔の事を思い出した。

以降、昔の「スニーカー」検討時に色々と描いたイラストだ。最終的にCGに反映されなかったアイデアもある。
E23912003年9月に描いたイラスト
これが発端。水上スクーター方式で大気圏再突入できないかって言うのがアイデアの元。相当強引。
実は、サーフィンのようにボードに立ったまま、大気圏最突入すると言うアイデアもあった。
 
 
 
E23922003年10月に描いたイラスト
これは、軌道上サービスを重視したもの。大気圏再突入能力も持つ。
打上げ時点から、この宇宙船に乗り込む事は考えておらず、2001年宇宙の旅に出てくるスペースポッドのような使い方を想定している。
マニピュレータ(ロボット・ハンド)は取り外し式で、作業に合わせて交換できるし、大気圏再突入は捨てて帰って来る。
 
E23932004年1月に描いたイラスト
ここからの一連のイラストは、最終的に「スニーカー」になったもの。ただし、「スニーカー」のCGには反映されていないアイデアも多い。
「スニーカー」のCGでは、短期間の地球周回軌道用のコンフィギュレーションしか描いていないが、軌道上サービス、長期間宇宙滞在&月等遠方への航行などの形態も描かれている。
 
 
E2394一連の中での最初の2枚のイラストは、軌道上サービス形態。惑星間探査用の大型宇宙船の建造などのために、マニピュレータを4つ持つ。人間と違い2本の腕ではなく、4本なのは余計な2本は固定用を考えているから。例えば何かを工作する時、足ではさんで固定することがあるでしょ。それと同じ。
 
 
E2395その次は、打上げ時のコンフィギュレーション。
 
 
 
 
 
 
 
 
E2396次は、長期間宇宙滞在&月等遠方への航行を考えたもの。長期滞在用に居住モジュールが、高機動用に推進モジュールが付加されている。
 
 
 
 
 
E2397次は、大気圏再突入時の形状。
マニピュレータや居住モジュール・推進モジュールは捨てて帰って来る。
 
 
 
 
 
 
E2398最後は、宇宙船内での人間の姿勢を示した透視図。
打上げ時は座っているけど、宇宙では寝たり、立ったりしている。
大気圏最突入時も寝ている。
打上げ時に使う椅子は折り畳み式でないと、宇宙に行ったあとで邪魔になるね。
 
 
 
とまあ、こんな感じ。
一人乗りの宇宙船も、もう少し深く考えたい。

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Comments

最近、ふと思いついたことなのですが。
宇宙ステーションを横に広げて拡張してゆき、
地球の日傘にならんものかな。と。

最終的には、地球のまわりを
卵の殻のように
宇宙ステーションが包み込む。

宇宙太陽光発電や
紫外線カットフィルターでも
なんでも良いけど、
地球温暖化を防ぐ宇宙ステーション。

材料は、月?小惑星帯?

どこに宇宙基地を作り、
どこからどこまでが、軌道エレベーターで。
宇宙リニアモーターカー(モノレール?)
のようなものが、宇宙ステーションの上を走る?

火星専用の乗り物なんかも
考えたい。太陽系の端から端まで、
超特急の銀河鉄道なんかも・・・

妄想はつづく。

Posted by: アモウタビビト | August 25, 2011 07:00 PM

僕のような阿呆がコメントを
書くのは、たいへん恐縮なのですが。

ひとり乗りの宇宙船は、
地球着陸時にはパラシュートを
広げるのでしょうか。
海に着陸するのでしょうか。

地球内部を透視する人工衛星。
太陽系の星たちを
すべて透視する人工衛星なんぞが
思い浮かんできました。

銀河系を透視するなんてことは・・・
できないかもしれないけど。

素粒子で地球をのぞく(PDF)
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/ul/NL_plus/eri_nlp_2.pdf

Posted by: アモウタビビト | September 05, 2011 12:16 PM

宇宙飛行士の健康について
考えると。。。

火星に行かせちゃって
大丈夫なのか?

と心配になります。

宇宙ゴミとなった衛星を集めて、
宇宙空間で合体させ、地球の日傘を作るとか・・・

その時の動力源をどうするか・・・

人工衛星に人工知能のような
プログラムを与えてみると、
宇宙掃除ロボットなんぞが完成するかも。

地球人のDNAが
他の星へ飛んでゆく・・・
かなり多くの生物のDNAを
銀河系の星に飛ばしてゆく・・・。

お金がかかりそうだ。

Posted by: アモウタビビト | September 05, 2011 12:22 PM

1枚目のイラストですが、X系スポーツだと何にでも顔を出すRed Bullならスポンサーになりそうですね(^^)

Posted by: Xtreamer | September 10, 2011 12:30 AM

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