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September 26, 2009

SmartQ5 ファームウエア V5

E175SmartQ5 ファームウエアが V5 にバージョンアップした。
さっそく入れてみると、Ubuntu 9.10 ベースになっていることにビックリ。
冒頭の絵は、Ubuntu 9.10 のマスコットのコアラ (Karmic Koala)のつもりだ。
ちなにみ、Ubuntu はバージョン毎にマスコットがあり、SmartQ5 ファームウエア V4以前のマスコットはヒポグリフ(Hasty Hippogriff)と言う架空の動物だった。Hastyは、Ubuntu 8.04 鷺 (Hardy Heron) のARMに対応した非公式派生型だった。9.04 以降 Ubuntu も正式に ARM に対応したので、今回は SmartQ5 ファームウエアも Ubuntu 公式版がベースとなっている。で、鷺(8.04)から、ヤギ(8.10)やウサギ(9.04)をすっ飛ばして、コアラになったわけだ。ただ、9.10 は、x86 版も未だリリースしておらず、見切り発車となっているため、安定性などに不安が残る。

私は、メインマシンも Ubuntu を使っているのだが、9.10 は初めてだ。実は、x86 メインマシンでは、8.10も9.04も試した挙句、8.04 に戻した経緯がある。8.04 は LTS と言って長期サポートを前提とした2年毎のバージョンアップ版であり、8.10 や 9.04 のように半年毎にバージョンアップするものより安定性が違う。やはり、実用で使うとなると先進性よりも安定性が重要だ。

SmartQ5 ファームウエア V5 も安定性が課題だが、どうだろう。ネット上での評判も動作が鈍いなど、決して良くは無いようだ。だが、短期間しか使っていないが、ファームウエア V5 は、それほど悪くはないと思う。冒頭のコアラのイラストもファームウエア V5 上で rgbpaint で描いたものだが、実は、ファームウエア V4 で同じく rgbpaint を使って絵を描いた場合、ハングアップが多発して、絵を仕上げるまで耐えたことは一度も無かった。それに比べて、一発目で絵が描き上がったファームウエア V5 の方が遥にましと言えるだろう。

ファームウエア V5 はSmartQ Ver5 firmware Download からダウンロードしたファイルを使うだけで、V4 までと同じだ。

日本語化のコツとしては、
・ /etc/apt/sources.list の変更はない。
・ 「apt-get upgrade」してはいけない。
・ /etc/default/locale を以下のように設定する。
LANG="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL="ja_JP.UTF-8"
LANGUAGE="ja_JP:ja"

# apt-get update
# apt-get --purge remove language-pack-zh-hans fcitx abiword
# apt-get install scim scim-anthy anthy
# apt-get install language-support-input-ja
# cat /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo > /etc/localtime

とすると、本体の 1G フラッシュ領域に何とか日本語変換までインストできる。
これ以降のアプリケーションのインストは、SDカードに行うようにした方が良いだろう。

ファームウエア V5 の登場で、前回のコンテンツ「Ruby-GTK2 の野良ビルドに成功」が時代遅れになってしまった。ファームウエア V5 ならば、
# apt-get install ruby ruby-gnome2
で、ruby-gnome2 がインストできるからだ。

ところで、SmartQ5 と関係ないけど、Moblin V2 も一昨日リリースされた。しかし、相変わらず GMA500 は未サポートのままだ。インテルはやる気あるのかなあ??

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September 13, 2009

SmartQ5 Ruby-GTK2 の野良ビルドに成功

E173やっと、ruby-gtk2 の野良ビルドに成功した。ruby-gtk2 とは、 ruby-gnome2 のコア部分と言うかサブセット。詳しくは、Ruby-GNOME2 Project Websiteを参考に。

野良ビルドのバイナリは、rubygtk2.tgzだ。これは、sourceforgeの ruby-gtk2-0.19.1.tar.gz を SmartQ5 上でビルドしただけなので、当然、ライセンスは GPLで、使用は自己責任で。

ダウンロードした野良ビルドのバイナリをSDカード上に置き、日本語化した SmartQ5 の上で次のように操作する。

$ sudo apt-get install ruby
$ sudo cd /usr/local/lib/
$ sudo tar zxvf /media/disk/rubygtk2.tgz

一応、ちゃんと動く。
冒頭の写真は、SmartQ5 上で、
Little 4 operations RPN calculator で公開されている電卓プログラムを動かしたもの。
このプログラムは英語のみだが、日本語表示もできる。

上記では、簡単に ruby-gtk2 の野良ビルドができたように書いたが、実は相当コツがある。
そのやり方は、また後日。

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パソコン修理

E172先日、ブログでも壊れたと書いたパソコンを修理した。
色々と試した結果、やはりマザーボードが原因と言う結果に達し、マザーボードの交換となった。
マザーボードは、MCP61Pと言うGeforce 6100とnForce 430をワンチップにしたチップセットを使った Micro-ATX のもので、以前のマザーボードと、ほとんど同じだ。(以前はGeforce 6150)
ただし、Micro-ATX と言えども、以前のキューブ型ベアボーンのケースには入らないので、ケースも交換となった。
マザーボードは安売りになっていたものが、さらに大安売りしていて格安で購入できた。ケースはアウトレットで、これまた格安で購入できたのだが、フルATXでも入る大きなケースだ。写真のように Micro-ATX が小さく見える。
以前のパソコンから、CPU、メモリ、HDD、DVDドライブ、GeForce 8400GS グラフィックボードを移す。無線LAN は、mini PCI のものだったので、mini PCI と PCI との変換ボードを介して取り付ける。これで、完成。WindowsXP も Ubuntu も問題なく動く。意外と簡単だった。問題は、ケースが大きく場所を取るようになったことだけだ。
結局、購入したのは、マザーボードとケースと miniPCI 変換基板だけで、そんなにかからなかった。

ところで、マザーボードの説明書を見ると、AM3/AM2+ の Phenom に対応していると書いてある。
やば・・・。以前のキューブベアボーンは Phenom に対応していなかったので諦めていたが、クワッドコアを衝動買いしそうな気がしてきた・・・

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September 06, 2009

SmartQ5 Android と GTK

E171SmartQ5 に Android をインストして、元から入っていた Ubuntu とデュアルブートにしてみた。
左の写真は、Android の画面。

日経LINUX 9月号についてきた DVD-ROM のイメージを使ったのだが、簡単にインストできた。けど、Android 自体始めて使うので、使い方が良く判らないのと、英語版なので、あまり面白くない。
まあ、Android の評価は日本語化されたり、もう少し慣れてからということで・・・

Ubuntu の方は、本当は、ruby-gnome2 が使いたいのだが、パッケージが無い。
Hasty ARMv6EL-VFPを見ると、ruby-gnome2 は failed 扱いなので、難しいのだろう。

せめて、ruby-gkt2 でも野良ビルドしようかと、開発環境を入れてみる。
gcc と g++ は簡単に入ったが、libgtk2.0-dev がインストできない。
SmartQ5 って gtk2 じゃなかったけ?
これが無いとオリジナルのアプリケーションが作れないぞ。

なんか、変なところで止まっている私・・・

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本出版の打上げ

E170ささやかながら、本の出版を記念して打上げを行った。
と言っても、私とイラストを描いてくれた あさりさん、担当の編集者の三人で、秋葉原の居酒屋で飲んだだけなので、本当にささやかだ。

本の売れ行きは、編集さんが肩身が狭くなるほど悪くは無いけど、大喜びするほどの良い売れ行きでも無いらしい。売上げが、少し落ち込んで来たので、この辺で、ブログでPRする。
宇宙暮らしのススメ

さて、内容の話になったのだが、色々と感想がある。

まず、一般的に、第1章と第2章の評判が良い。この二つに関しては、宇宙の事について、常識的な知識をまとめた部分だ。
私自身も第1章と第2章は書きやすかった。一般の人には知られていなくても、宇宙の関係者なら誰でも知っている当たり前の事を並べただけだからだ。それにこう言った話は、講演でも講義でも繰り返し説明しているので、スラスラと書ける。

それに対して、第3章の評価は、色々と分かれる。
一番厳しいのは、私の父親で、「第3章は、まとまっていない。これは別の本にすべきだった」と言うもの。

最も多かったのは、「ブログで読んだときより、まとまっていて良かった」と言うもの。
もちろん、この感想は先にブログで読んでいた人に限られる。

正直、第3章は、もう一度書き直したかったなあ。
やはり、全て自分で考えた事を文章にまとめるというのは難しいね。
もちろん、小惑星への移住は、ツォルコフスキー以来、多くの人が提唱し続けているのだが、この本にまとめた部分はオリジナルなアイデアが大半をしめるので、まだまだ熟成が足りないのは事実だ。

もっと、正直に言えば、一年前に設定した7月出版が予定通りに達成できるとも思っていなかった。
今まで、本を書く話は、いくつもあったのだが、最後までできた試しは無かった。予定通り出版できただけ、喜ぶべきなのかも知れない。
予定通りに出版できたのは、編集者の方と あさりさんのおかげだ。感謝、感謝である。

一年かけて、やっと一冊、それもページは少ないし字は大きいし、2割は あさりさんのイラストなので、楽だったと思われるかもしれない。
一年で単行本を何冊も出す作家も多いからね。でも、それはプロの話。
素人の私にとって、一年で一冊書くのが精一杯。

話題を元に戻して、第3章の評価。
打上げが終わった後、母から、こんな話を聞いた。
「私の友達に、本(宇宙暮らしのススメ)をすすめる時は、第3章から読むことをすすめるの。第1章と第2章は難しすぎるから。第3章の方がとっつきやすいでしょ。」

どうやら、第1章と第2章が判りやすいと言うのは、ある程度の科学・技術的知識がある人に限られるようだ。もちろん、第1章と第2章を理解するには、宇宙関係の知識は必要としないように書いている。でも、理解するには、一般的な科学・技術の基本知識が必要となる。

母の友人つまり70代の御婦人には、むしろ一般的な科学・技術の基本知識の必要としない、最初から吹っ飛んだ話の第3章の方が理解しやすいらしい。

なるほど、これは新しい知見だ。

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September 05, 2009

SmartQ5

E1691ついに SmartQ5 を買ってしまった。個人輸入の代行業者を使ったのだが、送金後、8日後には届いたので、十分速いと言えよう。
実は、SmartQ5 の日本発売やシャープの新リナザウ(NetWalker)の情報を知ったのは、送金の後だった。もし、送金前にこれらの情報を知っていたら、今回の購入は無かったかもしれない。でも、一ヶ月SmartQ5 の入手が遅れたり、SmartQ5よりは高価なリナザウを買うことは難しくなるから、勢いで買ってしまって良かっただろう。輸入代行業を使っても、SmartQ5の国内販売価格より安かったし。そもそも送金以前に Athlon64X2 パソコンが壊れていたら、SmatQ5 の購入自体が無かったことになったかも(と言って、自分をなぐさめる)

さて、購入した SmartQ5だが、本体だけを送ってくるものと思っていたら、保護シートやケーブルなど付録が付いてきた。なんらかのキャンペーン期間だったんだろうか?
どれが標準品で、どれがオマケなのか、良く判らないが、最初の写真が付いてきた物品の全てだ。確か、一番下の列が、オマケだったと思う(既に保護シートは取り付けた後なので写真には写っていない)

E1692一番、傑作なのが、赤い巾着袋で、如何にも「中国」って感じだ。その他、SmartQ5 を立てて使うスタンドなど、正直使うかどうか怪しいものだらけだ。(2番目の写真)
それから、オマケじゃなくて標準付属品なんだけど、例によって非常に音の悪いステレオイヤーフォンが入っていた。こう言うのは無い方がましだね。(999円オーディオプレーヤーのイヤーフォンよりは、ましなイヤーフォンだったけど)

最後の写真は、ザウルスとの大きさの比較。左から、ザウルス SL-C700、SmartQ5、SL-A300。そういや、我が家には Palm もあったはずだが、並べるの忘れた。
SmartQ5 は、SL-A300より僅かに大きいと言う感じ。
E1693

最初は中国語表示だが、日経LINUX 9月号を読みながらセッティングしたら、簡単に日本語化できた。
期待していなかったのだが、動画の再生も意外とできる。HD画質の動画はコマ落ちだらけだが、SD画質なら十分実用的だ。元々800x480しか画面がないから、SD画質で十分だと思うけど。

後は、どう使うかだね。ruby は、すぐインストできたけど、ruby-gnome2 は未だインストできていない。さて、どうするかな?

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パソコン壊れる

E1682年前から使っていた Athlon64X2 パソコンが壊れた。
まともに起動しない。正確に言うと、10回に一回くらいしか起動しない。後はBIOS画面すら出ない。

DVD-ROMやHDDを外すなど、色々やってみたが、マザーボードかCPUが原因だと思う。
水城さんが同じソケットのセンプロンを貸してくれたので、差し替えてみると、状況は変わらない。やはり、マザーボードが原因のようだ。しかし、センプロンで一回だけ起動に成功したら、以降、Xpが「構成が大幅に変わったから、アクティベイトしなおせ」とうるさい。元のAthlon64X2に戻しても文句を言い続ける。なんじゃこりゃ。

しかし、2年で壊れるとは早すぎる。その上、保証が切れた後の故障とはついていない。正直、SmartQ5の送金前だったら、SmartQ5購入はなくなっていたかも・・・

実は、壊れたパソコンの主なユーザーは、妻と息子だった。私は、LOOX U/C30に移っていて、音楽CDからのリッピング位にしか使っていなかった。元々、高速計算のために買ったはずだが、実際には、そんなに頻繁に高速計算をするわけではないし・・・

と言う訳で、現在、主に妻と息子用、たまに私が使うようとしてパソコンの修理もしくは新規購入を検討中。私が使うだけなら、確実にマザーボードなどの交換をするのだが、それだけで回復する保証はないし、使う主体が妻と息子なら、新規に安物ノートPCを買った方が安くて早い可能性が高い。

さて、どっちになるか?

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999円のデジタルオーディオプレーヤー

E167先月の中頃、妻と子供達が未だ愛媛の実家から帰って来る前(仕事の関係で私だけ先に帰京していた)、東京での仕事の帰りに秋葉原によって、安物のデジタルオーディオプレーヤーを買ってしまった。

この日、東京での仕事が上手く行き、気分が良かった。と言って、早く帰っても、家には誰も居ないので秋葉原に寄り道して、ブラブラした。最近、秋葉原に行くときは、パソコンなり電子部品なりの買うべき目的がハッキリしていて、なおかつ時間が無い状態ばかりだった。あてもなく、秋葉原をブラブラするのも久しぶりで、いろいろな店を見て回った。

ブラブラと見て回ると、秋葉原には色んなものが売っているねえ。当たり前なんだが、改めて感じる。そこで気になったのが、デジタルオーディオプレーヤーだ。
先日、愛媛から帰京するとき、深夜運行の高速バスで帰ったのだが、例の1000円高速道路割引・台風・集中豪雨・地震の影響で、ずいぶんと時間がかかった。時間つぶしに iPod などのデジタルオーディオプレーヤーが良いのは当たり前なんだが、我が家には一家四人に iPod が2つしか無い。その上、流石の iPod も14時間以上におよぶ高速バスの運行時間の間、バッテリーが持たない。

できれば、もう1台、iPod が欲しい。この際、iPod で無くても、音楽さえ聞ければ、何でも良い。
と思っていた矢先、アキバ王を見ていると、700円台から、デジタルオーディオプレーヤーが売っていた。
700円台のものは、メモリに MicroSD を使えるので、入る曲数は無限に等しい。しかし、連続再生時間が2時間だった。それに対し、999円のものは、512Mバイトしか内部メモリ容量が無いが、再生時間は18時間。

よし、入る曲数より、連続再生時間だ。と言う事で 999円のプレーヤーを買ってしまった。

早速、帰りの常磐線の中で、持っていたノートPC LOOX U/C30 にUSB接続すると、USBメモリとして、すぐ認識できた。ノートPC内に入れていたMP3ファイルをコピーする。
USB接続を切り、付属のイヤーフォンを入れると、あっという間に使えてしまう。あっけないほど簡単だ。
プレーヤー横の液晶表示には、曲名とアーティスト名が漢字で表示される。いや、これは十分だ。

ただ、音が滅茶苦茶悪い。まさかと思い、帰宅後にイヤーフォンを交換すると、見違える・・いや聞き違えるほどに音が良くなった。こんな音の悪いイヤーフォンなら付録としても入れておかない方がマシじゃないかと思えるほど、付属品のイヤーフォンは音が悪かった。

帰宅後、ネットで調べてみると、数年前に6千円位で売り出したものらしい事が判った。ファームウエアがアップデートされていれば置いてあるはずの URL も既にアクセス不可能になっていた。
憶測だが、液晶表示が、日本語・英語・韓国語から選べるようになっていたので、韓国メーカー製じゃないかと思う。それが売れなくて、倒産か何かで、流れたものだろう。
日本語マニュアルも、しっかりしていたし、使い勝手も悪くないし、これが売れなかったんなら、気の毒な話だ。

付属のイヤーフォンが悪かったんじゃないかなあ。
iPod を含め、デジタルオーディオプレーヤーに付属しているイヤーフォンは、最低のもので、本来、その音で良否を判断しちゃいけない。でも、人間、誰でも第一印象に左右されてしまう。最初に付属のイヤーフォンで試聴して、「こりゃダメだ」と思った人が多かったんじゃないだろうか?
憶測だけど。

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