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December 29, 2008

香港旅行

E1341家族で香港旅行に行ってきた。(全ての写真はクリックすると拡大する)
家族で海外旅行するのも久しぶりだったし、観光らしい観光旅行もまた久しぶりだったので、楽しかった。

今まで、アジアの旅行は、北京に仕事で行ったことと、インドネシアに皆既日食を見に行ったことしかなかった。
北京は中国の首都とは言え、政治的な中心地であり、経済的な華やかさはない。また、インドネシアは皆既日食があったパレンバンと言う地方都市にしか行ったことがないので、ジャカルタなどの都市は通過しただけに等しく、華やかなイメージは残っていない。

E1342だから、香港のように華やいだ東南アジアらしい場所に旅行に行ったのは、今回が初めてだ。
香港というと、ファッショナブルな街と言うイメージで、何となく「アジアで1番のファッション都市」だと思っていた。
それと、恥ずかしながら、雑踏とか贋物ブランドとか、そう言ったイメージも持っていた。

実際に香港に行って、そう言った事前のイメージが全く違っていた事に驚いた。
今さらと言われそうだが、雑踏とか贋物ブランドとは無縁の落ち着いた街だ。

一番の違和感は、海外に居るのに全く違和感が感じられないことだった。驚くほど、日本国内に居るのと変わらない。安全だし、落ち着いているし。
女性のファッションも日本とほとんど変わらない。強いて言うなら、日本よりも落ち着いた色の使い方をしている。香港に来る前は、日本よりもずっと派手な色を使っていると想像していたんだが。

E1343左の写真は、北角と言う場所で、私が使った格安ツアーのホテルのある周辺だ。
最初、着いたとき、映画版『攻殻機動隊』の雰囲気だなあと思ったが、むしろアメ横。いや、アメ横よりも、ずっと落ち着いている。
写真だけ見ていると、ちょっと怖そうな感じがするかも知れないが、夜歩いても全然怖くない。本当に人々は落ち着いている。

香港は、皆、真面目に働いていて、落ち着いていて、経済が回っていると言う印象だった。もちろん、昨今の不景気で痛手を受けてはいると思うが、数日間の滞在では、そういう印象はなかった。

今回の香港旅行で、1番感じたのは、むしろ日本・東京の方が、よほど異常だと言うこと。
東京って、渋谷、新宿、銀座、秋葉原に限らず、香港より、ずっとエキサイティングだって思った。
もちろん、たった数日の旅行で、香港の全てを知った訳ではないので、正確な事は言えない。
ただ、上澄みだけ見比べても、やはり東京って滅茶苦茶だって思えるんだが。

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December 22, 2008

理想的なミニ・モバイル PC

E133先日の「画面の小さいノート PC」と言うコンテンツに続いて、携帯に便利な超小型のミニ・モバイル PC について考えてみた。なお、 UMPC とか Netbook とか言う言い方に関しては、インテルとかマイクロソフトが厳密な定義を決めているようなので、私が色々考えていると、その定義から外れる可能性が高い。ここでは、ミニ・モバイル PC と普遍的な呼び方で、私が勝手に理想に思っているコンピュータについて語ることにする。
そもそも先日のコンテンツは、画面の小さいノート PC を少しでも見やすくと、伸縮自在のディスプレイ・スタンドを入れ込むという如何にも『アイデア倒れ賞』的発想を書いたものだった。それにもかかわらず、意外とコメントがあり、色々と考えさせられてしまった。それをまとめたのが冒頭のイラストだ。

ミニ・モバイル PC の本体は、キーボード無しの 3.5 インチ前後のタッチパネル付き液晶表示機だ。外見上は、ほとんど PDA かスマートフォンもしくは iPhone に見える。中身は、古い言い方なら IBM PC/AT 互換機、具体的には、ATOM か、NANO もしくは今後 AMD が出すかもしれないモバイル機用 x86 系CPU に 1GB 程度のメモリと 20GB 程度の SDD を積む。OS は普通なら、Windows XP か 7 なのかも知れないが、私の趣味は Linux だ。今現在なら、Ubuntu だが、Linux にも流行があるので、好きにインストできるようにしてくれるとありがたい。

なぜ、x86 系 CPU かと言うと、モバイル機と普段使っているデスクトップ機と全く同じ環境で使いたいからだ。これは、Zaurus と玄箱を使っていた経験からだ。Zaurus も玄箱も Linux で使っていた。ところが、Zaurus は ARM 系、玄箱は PowerPC 系と CPU が異なるので、インストできる Linux のディストリビューションとかバージョン、アプリケーションが微妙に違う。結局、色々面倒になるので、全て統一したい。
デスクトップ機と環境を統一したいとは言え、モバイル機は、どうしても制約がある。CPU パワー、メモリとハードディスク容量、グラフィック能力とインターネット回線容量などだ。
自分の使い方を見ていると、モバイル環境で動画を見ないことにすれば、CPU や ストレージなどを思い切り削れる。何よりも液晶画面とグラフィック機能が簡略化できる。
もう一つ、CPU パワーが必要な使い方として、小惑星巡回軌道の最適解などは、まあ滅多に行わないし、また、モバイルでやるような事ではない。

となると、スケジュールやメールを見たりの作業はタッチパネルで十分可能だし、スケジュールやメールの入力も表計算ソフトを使ったちょっとした解析だって、タッチパネルで手書き入力で済む。

問題は、大量の文字入力だが、これにはフルキーが良い。キーボードは Bluethooth 接続だ。表示の方が問題だが、先日のコンテンツのような折り畳み型スタンドで立てるか、帽子かサンバイザーのツバからぶら下げても良い。でも、やはり、HMD か HUD が一番良いんだろうね。この辺をイラストの右下に描いた。
HMD か HUD とミニ・モバイル PC の接続だが、D-Sub のアナログ I/F などが一般的だと思うが、Bluetooth でできないかなあ?
もちろん、Bluetooth だとデータレートが遅いのだが、HMD 側で Xサーバー動かして、ミニ・モバイル PC 側でクライアント動かすだけなら、そんなに大きなスループットは必要ないと思うんだけど。Windows の人に説明するなら、HMD からミニ・モバイル PC のリモートデスクトップにアクセスするだけなら、ネットワークの速度で、どうにかなるって感じ。

で、最後は、左下。
これは、普通にデスクトップを使う時もミニ・モバイル PC をメインに、デスクトップ機を端末代りに使う。こうすると、常に同じ環境で使える。
例えば、出張先からでもインターネットカフェでも全く普段と同じように使える。もちろん、最近はセキュリティの問題があるから、仕事上の作業をインターネットカフェでやることもできないかもしれない。でも、少なくとも個人での使い方でも、インターネットカフェでクレジットカードの番号なんて入れたくないじゃない?
パソコン本体に何か小細工したりとか、キーボード・スキャンとかされてないかとか・・・
ミニ・モバイル PC を介するなら、そこで暗号化なりかけるし、クレジットカードの番号だけでもミニ・モバイル PC から入力すればスキャンされる心配もないし。

もちろん、せっかくデスクトップ機ならではの高性能を活用できないと言う問題もある。
でも、デスクトップ機ならではの高性能の一つであるストレージについては、ネットワーク上に置くことで解決できるだろう。

残りの高性能の CPU パワーとグラフィックについては、まだまだ、未解決だ。ミニ・モバイル PC のCPUパワーとグラフィックの能力を、デスクトップ機で補うプロトコルでもあれば、良いんだけど・・・

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December 21, 2008

「最長片道切符の旅」読了

E132「最長片道切符の旅」(宮脇俊三著)を読んだ。筆者自らの北海道から鹿児島に至る国鉄の旅を書いたものである。鉄道ファンならば、知らないものは居ない有名な書籍らしいのだが、私は知らずに図書館で見つけて借りて読んだ。
文字どおり国鉄を使った片道切符での最長片道の旅で、一筆書きで描ける最も距離の長いルートを旅する。具体的には、北海道の広尾から鹿児島の枕崎までルートだ。話自体は実話だが、約30年前の事なので、既に廃線になったり、第三セクターになった路線も多いので、現在では最長片道にはなら無いだろう。

この本を読んでいると、妻が「あなたって鉄道マニアなの?」と聞く。軽い鉄道好きであることは認めるが、この本の作者に比べると足元にも及ばない。片道切符での旅では、連日10時間を超る時間列車に乗っていたようだが、私なんて5時間を超た時点で飽きてくる。先日、小湊鉄道といすみ鉄道を乗り継いだ時も、そこに至る旅程も含めて、5〜6時間列車に乗ったら飽きてしまって疲れてしまった。

「最長片道切符の旅」の話に戻ると、読んでいると内容によって、感想が幾つかのパターンに別れることが判った。まず、私が行ったことも無く知らない場所。この場合、「ふ〜ん、そんな所もあるんだ」と思う程度だ。もちろん、行ってみたいと思うこともあるが、それほど強い感想ではない。
残りは、私自身が行ったことがあるか、近くまで行った場所だ。「日本全国を回る話なんだから、そうそう行った場所ばかりではないだろう」と言われそうだし、読み始める前までは私自身が同様に思っていた。
ところが、読んでいるうちに、大半は行っているか、近くまで行った場所だと気が付いた。

実は、私は20代までに日本全国47都道府県を旅した。多くは学生時代に車で旅した。日本の中で車を運転していない県は2つか3つしか無いと思う。
一方、鉄道で行った旅は免許を取るまでの時代と、長時間運転するのが辛くなった最近が多い。
そのため、「最長片道切符の旅」に出てくる場所の多くが、実際に、その路線に乗ったことがあるか、車などで近くを通ったかの場合いずれかである。もちろん、わざわざ、最長片道のためにグネグネと回り道をして乗った訳ではないが、直線的にかすめた場所は多い。

「実際に自分で行った場所なら、感想も強いだろう」と思われるかも知れない。ところが、全く同じ路線を乗ったはずなのに、何も思い出せない場合が多い。逆に、よく覚えている場所もある。よく覚えている場所は本を読みながら、当時の事を思いだし、感慨も深い。

なぜ、覚えている場所と覚えていない場所があるのだろう? 余りにも幼い時に乗ったとか、夜行で寝台車で寝ていた・・などはしかたが無い。が、最近乗ったはずなのに覚えていないのは何故だろう。

覚えていない理由は、インターネットとナビゲーションだ。

昔は、何処へ行くにも自分で調べて経路を決めなければならなかった。車なら道路地図、鉄道ならば時刻表を見ながら経路を決めた。こうやって苦労してルートを決めて行った場所は良く覚えている。

ところが、最近はコンピュータの進歩で自分で考える必要が無い。車ならカーナビまかせだし、鉄道ならば事前にインターネットの駅探などで調べた経路通りに乗るだけだ。

コンピュータまかせだから、印象に残らない。だから覚えていない。もちろん、旅先での記憶はある。だが、記憶は目的地の「点」の部分だけが突如として現れ、過程となる旅程の「線」の部分が欠けている。

もちろん、旅行は目的地が重要で、そこに至るプロセスなど、どうでも良いのかも知れない。
でも、途中の記憶の抜けているって旅行は、なんか価値が半減している気がするんだよねえ。

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December 14, 2008

ザウルス生産停止

E050ついに Zaurus が生産中止になったらしい。
まあ、ザウルスの値段なら、UMPC買えるからなあ。生産中止は時間の問題とは思っていたけど。
でも、ザウルスのパッケージングに中身をATOMに入れ替えたら、面白いと思うんだけど、そう言うことは無理なのかなあ。あっ、D4がそれか。D4をLinuxにして、ザウルスの後継機にしちゃえば、良かったんだが。
(このコンテンツのアイキャッチ用のイラストは以前使った絵の再利用です)

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December 13, 2008

画面の小さいノートPC

E131UMPC とか NetBOOK とか、とにかく小さくて格安なノートPCが売れている。
私も欲しいと思うのだが、問題は携帯性と操作性だ。携帯性は可能な限り小型軽量で、バッテリー駆動時間が長ければ長いほどよい。一方、操作性に関しては、画面は大きいほど良く、キーボードやポインティングデバイスも大きくて、しっかりした作りほど良いのだが、これは明らかに携帯性やコストと相反する。大きくて立派な画面・キーボード・ポインティングデバイスは、大きく重く高価にならざるを得ない。

本当に操作性を求めるなら、大きくて重い画面・キーボード・ポインティングデバイスが必要なのだろうか?
通勤帰りの電車の中で、真向かいの席にノートPCを使った人が乗っていたのを眺めながら、思い付いたのがイラストである。
まず、UMPCの場合、多くは7〜8.9インチと小さな液晶画面を使っている。もちろん、これが低コストの理由なのだが、流石に電車の中のように、膝の上(太股の上が正確か?)にミニ・ノートPCを置くと、画面が小さくて遠くて見にくい。どうしても画面に目を近づけようと猫背になってしまう。
だが、良く考えると、ザウルスや携帯電話等を使っている判るがと、ミニ・ノートPCの画面は決して小さくない。ザウルスや携帯電話は顔に近づけて使うので問題ないが、ミニ・ノートPCの画面は遠くなってしまうことが本当の問題だ。しかし、ノートPCのように、キーボードと画面が直結していると、両手でタッチタイピング入力すると、どうしても画面が遠くなる。
それなら、むしろ、イラストのように画面だけを顔の近くに伸ばすようにすれば良いのではないか?

次に、キーボードだが、私の場合は手が小さいこともあり、必ずしもフルサイズのキーボードの操作性が良いわけではない。むしろ、キーピッチの狭いキーボードの方が好なので、ミニ・ノートPCのキーで構わない。
ただし、電車の中で膝の上に乗せると、キーボードが全体的に低く、その上、太股側が高く、膝側が低くなって使いにくい。私がノートPCを電車の中で使うとき、ある程度の厚さ持ったカバンを膝の上に置いて、その上にミニ・ノートを乗せるようにしている。だが、良く考えたら、ミニ・ノートが軽くなっても、「ある程度の厚さ持ったカバン」が重ければ、トータルで携帯性が悪くなっているのだから、意味がない。
そこで、ミニ・ノートPCのキーボード部分に脚を付けて、それを膝の間に挟むように置き、キーボードにある程度の高さと角度を付けるように考えた。

こう考えていると、今のように、ミニ・ノートPCのCPUやHDD・バッテリー等の本体がキーボードと一体化しているのは不利だね。高速データ伝送が必要な本体部分は画面と一体化した方が良い。キーボードとのデータリンクは、低速データだから、Bluetooth などで十分で、そうすれば、イラストのような構成にしてもハーネスの問題がなくなる。キーボードやポインティングデバイスなんて、Bluetooth 対応なら何でも良いので、好みに合わせて自由に選べる。

でも、イラストのように伸縮型の画面スタンド付けたら、大きく重くなるよねえ。
特に電車の中のように揺れると、ブランブランと揺れるだろうねえ。揺れないように頑丈に作ると、尚更、大きく重くなる。その上、コストも・・・・
ちっとも、携帯性や低コストにならないねえ。

結局、Bluetooth 対応のミニPC付きのヘッドマウントデスプレイの方が良いのかなあ?

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December 07, 2008

飛行機三昧

E130今日は、飛行機三昧の日だった。
まずは、御茶ノ水の日大理工学部で行われた第14回スカイスポーツシンポジウムに行った。
いわゆる学会で、趣味際人さんの発表があって、スチレンペーパーで作るゴム動力機の話があった。会場でいきなりゴム動力機を飛ばすなど、とても面白かった。
その他、ゴム動力ヘリコプターの発表などあったのだが、圧巻は秋田高専の全日本学生室内飛行ロボットの優勝旗の発表だった。室内で低速飛行なら、アスペクト比を高くするのが常識とは思うのだが、風洞実験を片っ端からした結果、アスペクト比を1、迎え角を30度と言う常識外れのコンセプトで 1.5m/s の低速、それもラジコンやデジカメ込みで実現したのには、脱帽した。

シンポジウムの会場で、私の隣の席に御年をとられた方が座っていたのだが、名前を聞いて吃驚!
二宮康明大先生であらせられた。私の名前と勤務先を言うと、「君のところの立川さんは、私の少し後輩になるんだ」・・・って、「立川」って理事長!?

午前中の発表の後、趣味際人さんたちと食事に行って、その後、青山まで車で送ってもった。趣味際人さんには、その上、スチレンペーパー機まで御土産にもらって、今日は御世話になりっぱなしで、本当に有り難うございます。

青山では、スパイラルに八谷さんが「メーヴェのようなもの」を展示していると言うので、見てきた。この建物、名前の通りスパイラルつまり螺旋状のスロープが一階から二階に昇っており、その螺旋の中央にジェットエンジンが付いた「メーヴェのようなもの」顔いてあった。会場では滑空試験飛行の様子などのビデオを流していたが、中にはジェットエンジンの燃焼実験時のビデオがあって、そこには私も映っていた。
残念ながら、八谷さんは居なかったが、係の人に聞いたら、もうすぐ実際に飛行できそうなくらい完成度が上がっているそうだ。とても楽しみである。

と、まあ、今日は飛行機三昧の一日だった。スカイスポーツシンポジウムなど、初めて参加したのだが、楽しくて、来年からも参加しようかと思う。自分で発表出来るようになれば良いなあ。
しかし、残念ながら、参加されている方の多くは御高齢。なかなか新しく若い人が入ってきて、定着することは少ないのだそうだ。

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軌道エレベーター

E1291最近、軌道エレベーターが話題だ。先月も、お台場で会議があったらしく、テレビなどでも派手に報道されていた。ちょっとバブルっぽくて、うさん臭い感じがしているのは私だけだろうか?
軌道エレベーターって、理論的には全く科学的に正しい。でも、技術的に相当厳しくって、実現はかなり未来のことになると思う。実現は相当未来だってことを皆が納得して話題が盛り上がっているだけなら、良いんだけど・・・

「実現が相当未来だって言えば、おまえの小惑星開拓の方が余程未来のことだろう」って言われそうだ。でも、私は小惑星開拓の方が先じゃないかって思っているんだ。いや本当。軌道エレベーターの建築って、それほど技術的に現在とのギャップがあるんだよ。

それから、軌道エレベーターについて気になるのは、「エレベーターで昇って、何処行くの?」の点。
「上から見ると景色が良い」なんて、能天気な理由だけで、こんな巨大建造物が作れるわけない。

エレベーターと言えども、一種の乗り物。乗り物なら、何処かへ行く目的地があるはずだ。昇って帰ってくるだけじゃあつまらない。

で、軌道エレベーターに乗って、何処かへ行けないかって考えたのがイラストだ。
ざっと計算すると、絵のように静止軌道である高度3万6千キロを超え、高度5万7千キロまで昇る。ここで、エレベーターのロープから、手を離すと、アラ不思議、勝手に火星まで連れて行ってくれる。鉄人室伏ならぬハンマー投げの要領だ。
同じように、高度12万キロなら木星、高度14万キロなら土星だ。外側の惑星だけじゃ無く、内惑星にも行ける。高度10万キロなら水星、高度5万4千キロだ。私の好きな小惑星帯なら高度11万キロだ。
今のNASAの構想だと、軌道エレベーターは、高度10万キロの高さまで伸して、そこに重りを置くらしいが、土星まで行くこと考えて、15万キロ位の長さにした方が良いなあ。

E1292外側とか内側の惑星に行けるのは、エレベーターのロープから離れるタイミングを変えること。左のイラストのようにタイミングを変えると、外側にも内側にも行ける。

ただ、軌道エレベーターからは、目的地の惑星まで行く「ホーマン軌道」には入れるけど、目的の惑星に着いたら、そのままだと通り過ぎて、逆に戻ってきちゃう。目的の惑星に止るためには、止るためのロケットと燃料が別途必要になる。

意外と、軌道エレベーターは、火星とか小惑星とか他の星に行く役に立ちそうだ。静止軌道より高いところに昇った時の遠心力が気になったが、一番大きな土星へ行く場合の14万キロの高度でも、0.08G しかかからない。これなら十分だね。

こう書くと、とても難しい計算をしたように思われるかも知れないが、表計算ソフトがあれば、15分くらいで作れる程度だ。必要となる情報も、地球や太陽の質量とか軌道半径など理科年表程度で、むしろネット上を探索した方が楽に見つかる。私の計算など、とっくに同じような事を、だれかが発表しているに違いないが、論文サーベイするより、計算した方が早いので、自分で計算してしまった。
なお、立体角の計算が面倒なので、面外制御の部分は考慮していない。実際は、もう少し余計に制御量が必要になるだろう。

とは言え、ハンマー投げ方式で、火星やら小惑星に行くのも悪くは無い。軌道エレベーターを批判しようと計算を始めたのだが、擁護するような結果になってしまった。
まあ、いいか。

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December 06, 2008

Ubuntu 8.04 LTS 復活

E128Ubuntu 8.04 を復活させた。理由は、新しい Ubuntu 8.10 が実用にならないと判断したからだから、情けない。

私の環境で Ubuntu 8.10 で発生した不具合は以下のようなものがある。
・数式処理ソフト maxima が異常動作する。
・カーネルモジュールの再構築できない。
・PDF の日本語部分が表示できなかったり、印刷できなかったりする。
・プリンターが薄い色でしか印刷できない。

上記以外にも、マルチブート時の grub のメニューの不具合などがあったが、対処ができたものは除いている。
上記の中でも、PDF については、デフォルトのフォントが IPA から VL に変わったのが原因で設定だけの話だろうし、プリンターの色も設定だけの事だろうから、マイナートラブルだと思われる。カーネルモジュールの再構築もTVキャプチャーだけの問題なので、これもマイナーだ。

Ubuntu 8.10 をあきらめた決定的な理由は、数式処理ソフト maxima が異常動作することだ。長い数式を処理させると異常終了したり、勝手にゼロにしたりする。同じ長い式でも Debian Linux etch や Ubuntu 8.04 の maxima なら処理できる。
最初は、Ubuntu 8.10 用の maxima パッケージか、maxima を動かしている LISP が問題なのかと考えた。だが、maxima も LISP も Ubuntu の 8.04 と 8.10 で同一のバージョンだし、わざと Ubuntu 8.10 に 8.04 用のパッケージをインストしても異常はなおらなかった。
色々やってみた結果、原因はカーネルだと判った。全く同じ状態で、8.04 用の 2.6.24 系列のカーネルなら正常動作する maxima が、8.10 用の 2.6.27 系列のカーネルだと異常動作する。

新しいカーネルはメモり管理の方式が変わって、パフォーマンスが向上したと言われる。だが、いくらパフォーマンスが良くなっても、アプリケーションが異常動作しては何もならない。なお、私は CPU に Athlon64X2 を使っているので、それ特有の問題かもしれない。

先日、インストした 8.10 のパーティションの一部に、8.04 を入れ直した。元々使っていた 8.04 を消した訳では無かったのだが、実験的にインストしたアプリケーションなどのため、使いもしないデーモンが多数入っているのが嫌で、新たに入れ直した。
なお、インストしたのは、少しだけ新しい 8.04.1 日本語ローカロイズドだったのだが、マルチブート時の grub のメニューの不具合が 8.10 と同じ状況で再現した。このバグ、この時代からあったんだなあ・・・

しかし、8.10 あまり良くないねえ。新たに Linux に入門する人のことを考えたら、プリンターの設定とか PDF の日本語フォントとかデフォルトで困らない程度にはしておいて欲しかった。
元々、8.04 は LTS つまり2年間サポートするので、気合を入れて作っていたようだ。それに比べて、8.10 は半年のみのサポート。8.04 より出来が悪くて当たり前か? 私は、8.04 から、本格的に Ubuntu を使い始めたので、その辺が判らず、8.10 にも期待をしてしまったのだが、無理な話だったかもしれない。

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