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September 04, 2008

列車

今日、帰宅時に、つくばエクスプレスの新型車両に乗った。たまたま乗れただけの話だが、外観の赤いラインと内装の床の色が異なる他は、従来車両と全くと言ってよいほど同じだった。

私は、鉄道マニアと言うほどでは無いが、色々な車両に乗るのが好きだ。
どんな車両が好きかと言うと、209系とその子孫および 700系と言う実用本位で面白みも何にも無い答えをするので、一般的な鉄道マニアの方からすると眉をひそめるかも知れない。
だが、徹底的に実用本位であればあるほど、機能的な美しさが見えてくる。

500系のSF的・未来的な形状の方が格好良いと思う方が多いと思う。加えて、世界最高速度の 300km/h の魅力もあるだろう。
だが、実際に乗って、直ぐに500系は嫌になってしまった。揺れるし、狭いし。
それに比べて、700系のカモノハシデザインは、最初こそ格好悪いと思っていたが、空力性能を追求した成果が判ってくると、だんだんに格好良く思えてくるから不思議だ。テクノロジーは、機能・性能こそが美しさなのだ。

700系は、近年稀に見る傑作だろう。最高速度こそ 270km/h だが、揺れもせず、ゆうゆうと走り続けるのは、乗っていても気持ちが良い。

と思っていたら、先日、N700 に乗る機会があった。昨年の7月デビューだそうなので、一年遅れで始めてのったことになる。東海道区間なので、従来の 700系と同じ 270km/h だから、大したことは無いだろうと予想していた。せいぜいが、座席横にAC電源コンセントがあることと、社内掲示板が大きくなったなどのインテリアの違いだけだと思っていた。

走り始めて、しばらく経った時、私が間違っていた事に気付いた。

N700 は、速い。
素人乗客である私にもハッキリと感覚で判るほど速い。
最高速度が変わらないはずなのに、何故、そんなに速く感じるのだろう。

しばらく観察して判った。カーブでも駅を通過する時でもスピードを落とさずに突っ込むのだ。
700系で何度も走った所なので、どこでスピードを落とすか、感覚的に判っている。
ところが、N700 は、スピードを落とさずに走り抜けるのだ。

噂には聞いていたが、これほどとは思わなかった。
逆に、素人乗客に感覚的に判るほど、スピードを出して良いものか、心配になったくらいだ。

うむむ・・・ 新型車両、侮り難し。

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Comments

「テクノロジーは、機能・性能こそが美しさなのだ。」と言うのなら
「世界最高速度の 300km/h の魅力」は受け入れるべきなんじゃありませんか?
もちろん「揺れるし、狭いし。」を改善するのもまたテクノロジーの範疇ですけど。

Posted by: | September 05, 2008 at 11:52 AM

野田さま、ご無沙汰していました。
最近数年間、東京-小倉間を通して乗る機会が多くありました。
東海道新幹線での270km/h走行では、700系の乗り心地が勝っていますが、山陽新幹線では、700系の285km/h走行より、500系の300km/h走行のほうが安定しているように感じました。500系は設計時に320km/hを前提としていたので、現行運用ではオーバースペックと聞いたことがあります。
N700系は起動加速が大きく最高速度までの時間が短いのと、車体傾斜装置によって曲線通過速度を上げたので、東京-新大阪間で他系列の列車より4~5分の短縮となっています。
なお、300km/h走行時の乗り心地は、フランスのTGVが日本のどの車両よりも勝っていると思いました。

Posted by: 津沢 | September 06, 2008 at 05:21 PM

匿名さん、
私の言葉が足りなかったですね。
「700は、最高速度では500に及ばなかったのが、N700で、それも並んだ」と。

津沢様、
そうなんですか?
山陽区間で、700 / N700に乗ったことが無いので、私自身の感想は述べることはできませんが、今度乗る機会があったら、気を付けて見たいと思います。
TGVについては、遠い昔に乗って以来、乗っていませんが、かなり揺れた覚えがあります。500系と良い勝負のような記憶があります。

山陽区間でN700に乗りたいなあ。

Posted by: 野田篤司 | September 07, 2008 at 08:04 AM

1980年代に270km/h運転していた頃のTGVは、1/10秒くらいの周期のかなり激しい動揺があって、乗り心地がかなり悪かったのですが、1990年頃に300km/h運転開始に備え登場した新車で台車構造が大きく変わり、その後在来車もそれに合わせる改造を受けて、乗り心地も格段に良くなりました。
N700系の山陽区間での乗り心地は、TGVに迫っていると思います。500系は車端部と車体中央部とで揺れが随分違い、自由席が設けられて以来、中央部の席を選んで座っていました。

Posted by: 津沢 | September 07, 2008 at 11:51 AM

先日、高松からの帰りにN700に乗ったのですが、加速が良いと感じました。
岡山から新大阪方面は、出発後カーブが続いているのですが、GPS-CS1Kで位置情報など記録を見ていると4分ほどで300キロまで加速するのを確認しました。
また、姫路駅の通過時も300キロを維持したままという記録もあったので、車内だけでなく周辺への騒音なども小さいのかとしれません。
これについては、新幹線の通過駅を使用したことが無いので想像になりますが。

実際の乗り心地や、記録を見ているとN700というのは非常にバランスの取れた車輌と実感しています。

Posted by: どらけん | September 09, 2008 at 10:38 PM

どらけんさん、
そんなに速く加速していますか。それに姫路駅通過を300キロ維持も本当なら凄いですね。
やっぱり、山陽区間でN700に乗りたいなあ。

Posted by: 野田篤司 | September 15, 2008 at 05:01 PM

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