KNOPPIX Linux
Windows Vista がリリースされた。だが、個人的には、価格の面や安定性の面で、当面導入するつもりは無い。Vista の売りの一つの 3D デスクトップも役に立つのか、物凄く懐疑的だ。だが、本当のところ使ってみないと判らないものは判らない。
私の周りの誰も Vista を入ないので、ちょっと試すこともできないなあと思って居たら、KNOPPIX Linux がバージョンアップされ、3D デスクトップが入った事を知った。もちろん、無料である。
早速、CD イメージをダウンロードし、CD-R に焼いた。パソコンを CD-ROM からブートする。
起動の時「boot:knoppix dosktop=beryl」とオプションを入ると、3D デスクトップが使える。
3D デスクトップはグラフィックカードによっては動かないとなって居たため心配したが、全く問題なく動作した。本格的な導入の前に、CD-ROM ブートで 3D デスクトップが使えるかどうか、確認できるのは大変良い。
初めて使う 3D デスクトップとは言え、普段使っている KDE と同じ操作で使える。アプリケーション・ウインドウを開いたり綴じたり、移動したり最小化すると面白い効果が現れる。また、4つあるデスクトップを切り替える時、立方体状に画面が並びクルクルと回る。
いやあ、これは面白い。
画面の切り替えの時に、クルクル回るのは愛嬌がある。
ただ、面白いのは面白いのだが、実用性があるかどうか判らない。
しばらく使ってみようと、KNOPPIX Linux を HDD にインストールしようと思った。だが、KNOPPIX Linux は、CD ブートのみに特化された Linix なんだそうだ。
ネット上を調べたら、KNOPPIX Linux を HDD にインストールすることは全く不可能ではないらしい。
だが、配布元の意向に反して、HDD にインストールすることは失礼だ。
残念だが、やはり、Debian Linux Etch の正式リリースを待つか。
The comments to this entry are closed.
Comments
私は、予約でvistaを購入しました。WindowsXPには疳に障ることがあって見送ったので、ずっとwindows2000を使っていたのですがだんだん動作が遅く、おかしくなってきていました。それで、お試し版(RS1)を抜き差しできるCドライブにインストールして、試し、いけそうなので、予約購入、インストールしました。ビジネスにし、自作用のショップからDVDドライブとの抱き合わせでDSP版を買いました。メモリを1.5GB、ビデオカードを1万円くらいのものに換えた4年ほど前の自作機です。vistaはマシンの評価があって(1から5)、今、3.5で、すべて問題なく動いています。
ノートパソコンがXPだし、職場の共用のPCがXPなので、比較できますが、私はVistaは気に入っています。3Dデスクトップはどうでもよいですが、起動が速いことがまずうれしい。インストールも速く簡単。ネットワークの設定画面を探すのに時間がかかりましたが、探せば簡単。ワークグループ内のフォルダの共有設定がこれまでよりずっと簡単になりました。
Linuxも興味を持っていろいろいじってみたのですが、ちゃんと勉強する気力がわかず、結局ぶつくさ言いながらwindowsを使っています。
Posted by: はかせ | February 12, 2007 08:11 PM
返事が、物凄〜く遅れて申し訳ありません。
この間に少しずつですが、私の回りにも Vista を使う人が現れました。とは言え、3Dデスクトップを駆使している人は誰も居ません。やっぱり「色物」なんでしょうねぇ。
ただ、大昔ですが、白黒キャラクター表示全盛のころ、「カラー表示なんて必要ない」「グラフィック機能は無用だ」「Window (GUI) は色物だ。コマンドラインで十分」とか言っていたのが、全て覆された経験をしてまして・・・
理性的には「3Dデスクトップ」は色物だとは思うのですが、また覆されてしまうかも知れない・・と言う思いもあります。
Vista の起動時間が短いのは良いですね。
とは言え、私の使っているパソコンでは、CPU やメモリの点で、Vista は入れられないので、次は何にしようか、悩み中です。
Posted by: 野田篤司 | March 03, 2007 09:26 AM
私もPCは8801から使っていましたので、同じようなことを言っていたのを思い出します。9801で十分だとか。だいたい、新しいものの操作を覚えるのは面倒だから、新しい機能に対して、「そんなものいらない」と言いたがるのですね。そんな私の都合にお構いなくPCは私の想像を超える存在にどんどん変わってきたわけです。
うん。だからこそ、父の遺産を全額、理想のスポーツカーにつぎ込もう、と思ったとき、ポルシェ、スーパーセブンといった、ノスタルジーに満ちた車ではなく、いつも新しい仕掛けを考案し、レギュレーションの抜け穴を探し、汚い手を使うのをためらわなかったチャプマンのロータス、革新的で他に類例のないエリーゼに決めたのです。エリーゼには、パワーステアリングも、集中ドアロックも、ブレーキの倍力装置も、パワーウインドウも、ABSも無いのですが、「そんなものいらない」、と確信もって言えます。
Posted by: はかせ | March 03, 2007 09:49 PM
はかせさん、
本当に、「本質的に不可欠なもの」と「そうでないもの」を区別するのは難しいですよね。
「パワーステアリング、集中ドアロック、ブレーキの倍力装置、パワーウインドウ、ABS」については、のいずれも同意します。
でも、自分がどうしてそう判断したかと自己分析してみると「少なくとも一度使ってみる」事が不可欠なような気がします。
3D デスクトップも「色物」なのか「本質的に不可欠なもの(に進化する可能を持つもの)」なのかは、やはり使ってみないと判らない・・と思っています。
Posted by: 野田篤司 | March 04, 2007 08:33 AM