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January 20, 2007

Debian Linux Etch その後

テスト版の Debian Linux Etch をインストールした後の経過を報告する。

前回は、Debian Linux Etch をインストールし、標準的なアプリケーションを動かしたまでは良かったが、自作のプログラムや TeX 文書の再コンパイルに失敗したところまでだ った。その後、色々試して、それなりに使えるところまできた。

まず、自作のプログラムの再コンパイルの件だ。これには大きく3つの問題があった。
(1) Ruby/Qt2
(2) C++とQt
(3) C++とXML/Dom
まず、Ruby/Qt2 である。Ruby/Qt2 は、何年も前に更新が止っている。が、ソースコードから構築し直せば、今でも ruby1.8 環境で使える。そのためには、Qt2 をソースからコ ンパイルする必要がある。ところがエラーでコンパイルできない。結局、gcc 4.1 を gcc 3.4 に落とすことでコンパイルはできた。ただし、Ruby/Qt2 を動かした時、ラベルやメニュー等の日本語が化けてできない問題が残っている。ウィンドウのキャプションだけは日本語表示が正常なのが不思議だ。
次は、Qt を使ったプログラムのコンパイルだ。これは ruby ではなく、c++ から Qt を 使うタイプのもの。これもコンパイルに失敗した。Qt4-dev を Qt3-dev に落とすことで 解決した( gcc は 4.1 のまま)
最後は、汎用的な XML/DOM である Xerces-C++ だ。Xerces-C++ 自体の構築には成功したものの、Xerces-C++ を使うプログラムのコンパイルには、gcc を 3.3 まで落とす必要があった。

次の TeX 文書の問題は、文書そのものではなく、含まれる eps 画像中の日本語が文字化けすると言うもの。これは gs の新バージョン 8 から、日本語フォントの扱いが異るた めに起こるらしい。gs 8 に合った日本語フォントを入るのが正しいのだろうが、うまく 行かなかったので、gs のバージョンを 7 に落とす。なお、Sarge の dvipdfmx には、JPEG 画像が取り込めないというバグがあったが、etch の dvipdfmx は、ちゃんと修正されていた。

と、これで何とか使える状態になった(Ruby/Qt については日本語が化けるバグが残っているが)。

しかし、etch で、せっかく色々なプログラムがバージョンアップしているのに、バージ ョンを落とさないと使えないというところが悲しい。

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January 14, 2007

digitalback

E0811以前から、いつかは出るだろう出るだろうと思って居るのに中々出ないのが、デジタルバックだ。
イラストに描いたようにフィルムカメラの裏蓋を外し、代りに CCD を付けたらデジタルカメラになる・・・そんな製品ができたら大喜びで買う人が大勢いそうだと思うのだが、一向に商品化されない。

全くデジタルバックが無い訳ではないが、存在するのは大判・中判カメラ用とライカR8/R9 用のデジタルバックだけで非常に高価だ。
だが、イラストのように、汎用的に色々なカメラに装着可能なデジタルバックなら、低コストにできると思うのだが、どうなのだろう。

E0812世の中に数多く出回って居るフィルムカメラのほとんどは 35 ミリフィルム用だ。だから、35 ミリフィルムと同じ大きさの画像素子を用意して、フィルムと入れ替えれば良い。ほとんどのカメラはフィルム交換用に裏蓋が開くようになって居る。この裏蓋を外せば、フィルムの代りに画像素子を付けることは容易い。画像素子とコントロール用の電子回路をワンパックにし、一種類だけ用意すれば、カメラのメーカー/機種毎に裏蓋と置き換わるようなアダプターを用意するだけで汎用的に使える筈だ。(マニュアルフォーカス時代のタムロンの交換レンズのマウントと同じだね)

そもそもフィルムカメラの裏蓋が外れないと交換しようが無いが、少なくとも私の持って居る一眼レフカメラは全て裏蓋が外れる。写真の左からニコン F4、F3、FE2、オリンパス OM-2N だ。これらのカメラは裏蓋を交換して、フィルムに日付や撮影データ等を写しこむオプションや長尺フィルムを付けるたりためのものだ。

E0813残念ながら、バルナック型ライカは裏蓋が外れないどころかボディーは筒状の一体構造(写真は本物のバルナックライカではなく、コピーのゾルキー)なので、どうしようもない。

しかし、M 型ライカは、下の写真のようにフィルムの部分が外れるので、比較的簡単に画像素子を付けられそうだ。(写真はライカ M3。これは私の所有品ではなく、友人のもの)

画像素子は、35 ミリ・フルサイズが良いに決まって居るが、APS-C でも良い。これを機種毎に裏蓋と置き換えられるアダプターを介してカメラに接続すれば良い。シャッターが開くタイミングがデジタルバックに伝わらなければならないが、F3 や FE2 などは日付などを写し込むタイミングを知らせる信号が出て居る。

E0814フルメカニカルの M 型ライカに電子的な接点など存在しないが、シャッターが開いた時の明るさや、シャッター音、フィルムの穴(パーフォレーション)を送る部分(スプロケットギヤ)をセンシングするなど、方法はいくらでもあると思う。
露出は画像素子の感度を ISO 100 なり 400 にしておけば、カメラ側で絞りとシャッター速度を合せれば良い。
画像データをメモリーカードに記録しておけば、デジタルカメラそのものである。

こんなデジタルバッグがあれば、結構使う人は居ると思うのだが、どうなのだろう?
このアイデア、数年前に思い付いたのだが、誰でも思い付くものだし、直ぐに商品化されるだろうと思って、あえて書かなかった。しかし、一向に商品化される気配も無い。技術的に問題があるとも思えないし、コスト的にもデジタル一眼レフが数万円であることを考えると、それよりも安くはなりそうだ。

どうも各メーカー、新規のデジカメ開発には積極的でも、こう言った古いカメラを活かすものには興味がないようだ。

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January 08, 2007

Debian Linux Etch

E080ubuntu を消して、kernel 2.6 の Debian Linux Sarge をインストールしたパソコンのことだ。
その後、色々いじっていると kernel が 2.6 と言っても 2.6.8 で、そんなに新しくないので面白くなく、もっと新しい Debian Linux Etch をインストールしてしまった。Debian Linux Etch とは、Debian Linux の次のバージョンで、公開前のテスト版である。
最初、Etch は昨年末に正式公開のはずだったのが、遅れて、現在でもベータ版の次の RC1 版である。Debian Linux のリリースが遅れるのは珍しくは無いが、少しでも早くリリースしてもらいたい。

今回インストールしたのは、この Etch RC1 版である。一足早く、Etch を体験しようと言う訳だ。Debian Linux の場合、公式リリース版でもインストールが難しいのだが、テスト版のインストールは、それにも増して大変である。正直、マウスとかキーボード、グラフィックカードのインストールくらいデフォルトで済ませて欲しいと思った。でも文句は言えない。テスト版を使う時はインストールの手間くらいでめげては話にならない。

さて、ubuntu の 10 倍、いや 100 倍くらい苦労と時間をかけて Etch のインストールとセッティングが終わった。早速、Etch の使ってみよう。

Etch の kernel は 2.6.17 と新しくなっている。秋葉原で安売りしている USB カメラを接続すると、ちゃんと認識した。最近の安物 USB カメラは、SN9C102 と言うチップを使ったものが多いが、2.6.11 以降の kernel なら使える。ただし、xawtv や webcam などの汎用アプリケーションは使えないので、専用の sonic-snap と言うアプリケーションを使うと画像が見れる。(しかし、安物 USB カメラと言うだけあって画像は酷いね。それとも私の設定が悪いのか?)

その他、VRML/X3D のプラグイン/スタンドアローンアプリケーションもインストールしたが、上手く動いた。OpenOffice.org は最初から 2.0 だし、Firefox も 1.5 だ。まあ贅沢を言うなら、Firefox も 2.0 にして欲しかったが。

と、良かったのは、ここまでだった。
気を良くして、 Debian Linux Sarge で作った自作のアプリケーションや TeX 文書を Etch で再コンパイルしたら、軒並みコンパイルエラーや文字化けが発生したりで、ほとんどが使い物にならなかった。
Etch は、gcc が 4.0 にり、文字コードが EUC から UTF8 に変わり、Qt も 4 になったりと、色々とバージョンアップが重なったためのようだ。Etch で自作のアプリケーションを使うなら、新しいバージョンに合せてソースコードを修正する必要がありそうだ。

新しいバージョンの OS を試すのは楽しいが、自作のアプリケーションを新しい OS の合わせて修正するのは、面倒で時間のかかる作業になりそうである。

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