« October 2006 | Main | December 2006 »

November 21, 2006

スランプ

E074スランプである。
11月18日の土曜日は、快晴で風もなく、絶好の飛行日和であった。
もちろん、早朝から、模型飛行機を飛ばしに行ったのだが、どうにも調子が出ない。

飛ばした機体は、スパン 45 センチのビーグルⅡ世号である。

前回は 24センチプロペラでゴムが多すぎたので、21センチのプロペラに戻した。直径は以前と同じでも、新たに作り直した新作の 21 センチの折りペラである。
ゴムの量は前回より少ない。が、以前、21センチ・プロペラを使って居た時より、2割ほど多めにした。(後から考えると、これが良くなかった)

主翼は、「への字翼」と「ジェデルスキー翼」の二つを交互に飛ばした。

ところが、飛ばない。
動力飛行時に勢いがないばかりか、モーターラン時間が短い。ゴムの量を増やしているのに、これはどうした事か?

滑空は、「への字翼」と「ジェデルスキー翼」とも安定して居るようだが、そもそも高度が十分に取れて居ないので、満足に滞空時間を延ばすことができない。

結局、何度も飛ばしたにもかかわらず、最高タイムが、14秒台と言う惨めな結果に終わった。

後から判ったのだが、量を増やし長めにしたゴムは、胴体内部でトグロを巻いて、それが細い胴体内部壁に引っ掛かり、ゴムが解けるのを防いでしまったようだ。
ビーグルⅡ世号の胴体の内径は 18mm しかなく、それが原因だ。同じく胴体では、ゴムのフック間の距離が 215mm と余りにも短い事も問題になっている。

どうも、最近、スランプ気味だ。
折りペラを新造した辺りから、ダウンスパイラルに入って居るようだ。
プロペラを強力にした分、ゴムを増やそうとした事が、今度は胴体の細さとフック間の短さと言う問題を露見させた。
胴体を、25mm 程の内径に太くし、フック間を 350mm 程度にすれば良さそうだが、そうすれば、また他の悪い点が露見するかもしれない。
そもそも、ビーグルⅡ世号は、狭い場所で飛ばせるように設計したはずなのに、それをスポイルしているのかもしれない。

どこかで、このスパイラルを断ち切らなければ行けない。
だが、一方で、ゴムを増やすとか胴体を太くするとかと言った何かをしなければ、スランプを脱しないような気もする。
どっちが、正しいんだろう。

悩んでいること自体が「スランプ」そのもののような気もする。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 12, 2006

数式処理

E073最近、Debian Linux で数式処理プログラム Maxima を使って居る。これが、なかなか勝手が良い。

「数式処理プログラム」って、どういうことをするプログラムなのか、知らない人は意外と多いんじゃないだろうか?

普通、「コンピュータは計算が得意」とか思って居る人が多いし、Execel 等の表計算ソフトやフライトシミュレーションを、その代表例と思い描く人が多いだろう。
それは決して間違いじゃないのだけれど、これは計算は計算でも「数値演算」の話。有限要素解析や流体シミュレーションなども「数値演算」の類いだ。

「数式処理プログラム」は数値を扱うのではなく、抽象的な数式を扱うプログラムだ。

「抽象的な数式」と聞くと、それだけで嫌になる人も多いかもしれないが、簡単に言えば、中学校の数学の時にならった x とか y とかを使った方程式だ。

例えば「X = 3 + 4」から「X = 7」を計算するのが数値演算。
これに対し、「X + Y = 4」から「X = 4 - Y」を導くのが、数式処理だ。

こんな簡単な式だけじゃなく、「X + Y + Z = 5」と「X - Y - 2 Z = 7」が「同時に成立」から、「X = 6 + Z / 2」かつ「Y= - 1 - 3/2 Z」を導くこともできる。
当然、「X^2 - Y^2 = (X + Y)(X - Y)」もできるし、その他、三角関数やら微分や積分など、思いつく限りのことはできてしまう。間違っても、中学生や高校生の宿題に使わせてはいけないものだ。(練習にならないからね)

コンピュータで数式が扱えるプログラムは、Mathematica を始め、昔から数多くあった。だが、Mathematica は高価で職場で使うのならともかく、個人で簡単に買えるものではない。
フリーの数式処理プログラムも多くある。今まで、MuPad のフリー版を使ったり、yacas を使ったりして居た。特に yacas は、Zaurus に移植されて居るので携帯できて便利なのだが、使い勝手が今一良くなかった。

最近になって、Maxima を知り、インストールしてみた。数式の表示のために TeXmacs を一緒にインストールすると、これがなかなか使いやすい。Maxima も TeXmacs も Debian Linux の標準パッケージに用意されており、apt-get でインストールできたから、もっと早く使い始めれば良かった。

これで、複雑な数式が自由に操れるぞ!
と思ったのだが、一般的には「数式を扱うのは、苦痛であっても楽しい事ではない」らしい。
先日も、ロフトプラスワンで話した時に「数式を扱って居て、面白いですか?」と聞かれてしまった。

もちろん、数式を扱うのは面白い。
とは言え、正確に言えば、面白いのは、数式を扱うことそのものではなくて、数式を通じて見える新たな世界の方なのだが・・

| | Comments (9) | TrackBack (0)

November 04, 2006

デジタル一眼レフカメラ

E071もうデジカメが普及し、カメラメーカー各社の主力が、フィルムの一眼レフカメラからデジタル一眼レフに移って何年にもなる。
だが、どうしても欲しいと思えるデジタル一眼レフが無く、わが家の主力は相変わらず 20 年以上使っているマニュアルフォーカス・フイルムカメラのニコン F3 である。デジカメは、高倍率ズーム付きコンパクト機のパナソニック DMC-FZ1 だけだ。

私の場合、デジタル一眼レフは、F3 の置き換えを考えてしまうので、F3 と比べてしまう。20 年以上前とはいえ、F3 は世界を制覇したカメラである。ちゃちな入門用デジカメでは、どうしても見劣りしてしまう。特にファインダーの差が大きい。どうもデジタル一眼レフは画素数のようなカタログ数値ばかり重視して、ファインダーのように本当に重要な部分を軽視したように思える。

ところが、ここに来て、状況が変わって来た。
昨年末に出た D200 は、初めてファインダーを良くしようと言う努力が見られるデジタル一眼レフだ。もともと CCD サイズが小さいため、フィルムのF一桁に比べると見劣りするが、それでも今までのデジタル一眼レフに比べ、遥かに良い。(フルサイズ CMOS のキャノンならファインダーも大きく見やすい筈なのだが、それほどと思えないのは何故だろう??)

その上、D200 は、マニュアルフォーカス用レンズでも使えるようになって居る。今まで F3 用に買い揃えたレンズが使えるのは嬉しい。

ただ、D200 は、ちょっと大きく重いのが惜しいな・・と思って居たら、D80 が出て来た。D200 のファインダーは、そのままに小型軽量化されたカメラだ。ただ、D80 はマニュアルフォーカス・レンズ用のインターフェースが省略されて、使えなくなって居るのが痛い。

とか、思って居たら、カメラ雑誌の今月号を見て驚いた。フォトキナ(ドイツで行われるカメラの祭典)が行われたため、その速報の中に目を引くカメラが入って居た。

一つは、フジの S5 Pro だ。なんと D200 の筺体の中にフジ得意のスーパーハニカム CCD が入って居る。ダイナミックレンジの広いスーパーハニカム CCD は、発色が違うとのこと。D200 にベルビアを入れたようなものになるのだろうか!?
それなら、欲しくなってしまう。願わくば、S5 Pro でもマニュアルフォーカス・レンズ用のインターフェースが省略されていないこと・・だ。

ちなみに今月号の「月刊カメラマン」には、各社のデジタル一眼レフカメラと各種フィルムで紅葉を撮り比べて、度の写真が、どの機種/フィルムかを当てるクイズがあったが、私はベルビアだけは一発で判った。もっとも、他の機種/フィルムは判らなかったが。とは言え、妻も一発でベルビアだけは判ったから、やはりベルビアの発色と描写は別格なんだろう。
その記事を見ると、デジタル一眼レフは、まだまだベルビアのようなポジフィルムには勝てないんだと思った。S5 Pro は普通のデジカメよりは良いのだろうと思うが、どこまでベルビアに迫ったのだろうか?

もう一つの驚きは、オリンパス E400 だ。
以前、OM-2 のときに、「オリンパスには粋のあるカメラを望む」と書いたが、写真で見る限り E400 は、OM シリーズのような「粋のあるデジタル一眼レフ」になって居るようだ。
残念ながら E400 はヨーロッパ専用で、日本国内での発売は予定されて居ないそうだが、日本でも発売して欲しい。その時は、是非、「OM-4D」のように、OM ナンバーを復活してもらいたいものだ。(ペンタックスが、K ナンバーを復活して居るのだから、OM の復活もありだろう)

同じフォトキナでも、M8 や DMC-L1 とかには、興味が持てなかった。この辺、期待して居ただけに、逆に失望の方が先に出た。(フジやオリンパスは、予想できなかったため、驚きが大きかった)

う~ん、だいぶ欲しくなって来たぞ。

・・・と思って居たら、何故か、フイルムカメラの家族が増えた。重厚長大・超高性能の塊のようなカメラが・・

| | Comments (10) | TrackBack (0)

November 03, 2006

ゴム破断

E072今朝は、久々に模型飛行機を飛ばした。9月10日以来だから、2ヶ月近くぶりの飛行になる。
9月下旬から10月中旬は、台風が来たり、集中豪雨があったりで、模型飛行機を飛ばす天候ではなかった。
10月下旬からは天候も良くなったのだが、体調が悪く、飛ばす気にならなかった。
今朝は、体調も回復し、天気も良かった。実は、風は、そんなに弱くは無かったのだが、余りに長い間飛ばさなかったため、欲求不満気味だったため、飛行に踏み切った。

さて、前回の飛行記録を見れば判るが、今回はビーグルⅡ世号のゴムの量を色々変えてテストすることが主な目的である。新たにゴムを買い込み、数種類の量を予め切りとって準備しておいた。

まずは、前回よりも、33.3%増加したゴムの量からスタートした。

ゴムを巻くと、明らかにトルクが強い。スチレンペーパーの胴体で強度がもつか、不安になるほどだ。
最初は少なめに巻いて様子を見た。やや、失速気味の滑空だったので、二回目は主翼後端にカイモノを挟んだが、今度は動力飛行中に下を向きすぎる傾向を示した。

三回目のゴムを巻き始めた時に、ゴムが切れていることに気が付いた。二回目の飛行の際には既に切れていたのか、三回目の巻き始めてから切れたのかは判らない。

だが、まだ、ほとんど巻いて居ない時に気が付いたので大事には至らなかった。
イラストでは、「プチッ」と音がしてゴムが切れたように描いてあるが、実際に音がするほどの状態でゴムが切れたら、ただではすまない。完全に巻き込んだ状態で、ゴムが破断したら、スチレンペーパーの胴体など、跡形もないほど木っ端微塵に砕け散るだろう。

たった三回しか巻いていないゴムが切れたのは、初めてだ。テストとして一回か二回は巻いたかも知れないが、たかが知れている。とにかく、買ったばかりのゴムが切れたのはショックだった。

今までのゴムは、秋葉原のアサミで買っていた。だが、アサミが閉店したため、今回のゴムは、都内の超有名 DIY ショップで買ったものだ。同じユニオン製のゴムである。
アサミは、有名な模型飛行機専門店なので、品物の回転が早い。だが、超有名とは言え DIY ショップの片隅に置いてあったゴムは、長い間放置されていたものかも知れない。そのため、ゴム自体が劣化していた可能がある。

今朝、色々な量に切り分けてゴムは、どれも同じゴムの束から切り出したものだ。だから、最初のゴムが劣化していたなら、他のゴムも劣化しているだろう。危険なので、今朝は僅か二回しか飛ばさなかったが、飛行を中止した。

どうも、ビーグルⅡ世号もゴムの量も増えてきた事だし、真面目にゴムの管理をしないといけないような気がしてきた。TAN2 のような、ちゃんとしたゴムを使って、張力や巻き数やトルクなど管理する必要が出てきたのかもしれない。

とは言え、ビーグルⅡ世号のスチレンペーパーの胴体には、これ以上強力なゴムを入れるのも恐い。
そもそも、プロペラ径を 21 センチから、24 センチに増やしたのが悪かったのか?
同じ 24 センチなら、ブレードをプラスチック製ではなく、バルサ製などに改めるべきなのか?

久々に飛ばしたら、飛ばしたで、色々と悩む模型飛行機である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« October 2006 | Main | December 2006 »