またまたまた、ジェデルスキー翼
週末の朝は、またまたジェデルスキー翼を付けたビーグルⅡ世号を飛ばしに行った。
主翼の歪みを修正してあるので、良く飛ぶようになった。
垂直尾翼の大きさなど、色々と手古摺ったビーグルⅡ世号だが、やっと安定して飛ぶようになった。
元々、狭い場所で飛ばせるようにゴムを少なくしているので、滞空時間は短い。設計の通りなのだから、当たり前なのだが、飛ぶようになってくると「更に更に飛んで欲しい」と欲が出てくるから、困ったものだ。
もう一つの設計目標の「風に強い」も、それなりに達成できたようだ。以前のビーグル号は軽すぎて、本当に無風でないと飛ばなかったが、今回のビーグルⅡ世号は微風程度なら平気だ。もちろん、ゴム動力機だから、あまり風が強いと飛ばせないのは仕方がない。
ジェデルスキー翼の効果は、まだ判らない。安定して飛ぶのだが、比較のため一緒に持って行った「への字翼」も安定して飛ぶ。
「心もち、ジェデルスキー翼の方が安定した滑空をする」気がするのだが、「自己暗示だろう」と言われたら否定できない。
滞空時間の計測結果では、数秒だけジェデルスキー翼の方が長い。だが、サンプル数が少ないので、統計上の誤差に埋もれてしまうレベルでしかない。
まあ、気長に様子を見るか。
まだ、暑さの残る河川敷でも、青空の下で模型飛行機を飛ばすのは気持ちが良い。
でも、風に流されれ夏草の茂る土手に落ちた模型飛行機を取りに行ったら、前の晩に降った雨で濡れていた夏草のせいでジーンズから靴、靴下に至るまで、ビショビショになってしまった。
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Comments
耐風性
模型飛行機の耐風性は、一般的には定常飛行速度(V)に比例するはずです。
姿勢を乱す原因は、突風など風速の微変化(ΔW)であり、その効き方は飛行速度Vとの比率(ΔW/V)の2乗です。風速の微変化ΔWは、風速Wに比例すると考えられるので、当該模型機の「風に対する強さ」の指標は(W/V)になります。
ちなみに、昨年のGPFライトプレーン競技会(大宮タンボ)は10mを越す強風下の決戦になりました。その条件でも90秒MAX3回を記録したツワモノが居ましたから、飛行速度の3倍くらいの風速まで耐えられたことになります。
耐風性は、上記の飛行速度だけで決まるものではなく、強度・設計(特に安定要素)・翼型・調整など複数の要素が絡まります。但しこれらの要因は定性的な要素が強く、飛行速度を基礎としてプラス・マイナスされるわけです。
Posted by: 趣味際人 | September 06, 2006 08:11 PM
趣味際人さん、いつも色々教えてもらい有難うございます。
飛行速度を速くすると風に強くなると言うのは、私の推測と同じで、今回のビーグルⅡ世号は速度を速くするように設計しています。
もう一つ、ビーグルⅡ世号は安定性を増すために重心位置を変えています。以前のビーグル号は重心位置を主翼の50パーセントのところに置いておきましたが、今回は主翼の33パーセントにしています。
これによって安定性を増し、風に強くすることを意図しているのですが、的外れ・・ではないですよね?
Posted by: 野田篤司 | September 12, 2006 11:13 PM