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April 29, 2006

ヘタウマな絵の描き方

E0491ブログの絵を良く「ヘタウマな絵が良いですね」と言われる。
「ヘタウマ」と言う言葉が、誉め言葉か、けなした表現か、良く判らないが、もし誉め言葉なら、自分で言うのは可笑しいのだが、とりあえず、よくわからないから自分の絵を「ヘタウマ」と言っておこう。

私のヘタウマな絵は、みな Linux Zaurus で描いている。使っているソフトは、PetitePeinture である。

PetitePeinture は、メモリの許す限りレイヤーが使えるのだが、普段、私は2つのレイヤーを使っている。また、PetitePeinture は、水彩画のように透明な色を重ねて塗る機能がある。

(1)まず、下書きをグレーの鉛筆(PetitePeinture の鉛筆は、不透明のソリッドカラーを示す)で描く。
絵を描く時、実物や写真を見ないようにしている。頭の中のイメージを描くようにした方が、そのものを表すような気がする。
多少プロポーションが変わってもデフォルメされても気にしない。
対象物の印象が絵から伝われば良いと思う。
(この絵の OM-2 も後から気が付いたのだがプロポーションが変だ。本物のボディは対称ではなく、シャッターのある右の方が左より大きい。絵で見ると左側の方が大きいのが正しいのだが、絵は逆に右の方が大きくなっている。でも、絵を見れば OM-2 のイメージが伝わると思い、そのままにしている。)

(2)レイヤーを変えて、黒の鉛筆で輪郭線を描く。あまり複雑にすると良くないようなのでデフォルメしたり省略したりする。この絵の例では、下書きにあったストラップを省略しているのが判ると思う。
輪郭線を描いた後、下書きのレイヤーを消し、代わりに落款(判子)をスキャンした画像をロードする。落款の画像は、あらかじめ右と左に置いた2つのバージョンを用意している。

(3)色を塗り始める。輪郭線とは別のレイヤーに鉛筆を太くした状態で塗る。最初ははみ出しても構わない。

(4)色塗りの続き

E0492(5)はみ出したところを消す。これで「塗り絵」状態の完成。色がベタ塗りのソリッドだから、このままだと平面的だ。

(6)ディテールを書き込む。鉛筆を細くして描く。ディテールは慎重に細かく描かないと質感がでない。

(7)光沢や影を描く。ここでは、(PetitePeinture のは、水彩画のように重ね塗りのできる透明色)を太くして塗る。
ディテールとは逆に、光沢や影は大胆に塗る。多少、はみ出しても、勢いがあれば良い。
光沢や影を付けると立体感が出る。

(8)背景をちょこちょことで、ごまかして完成。

これで、大体 30分位の作品だ。

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April 28, 2006

オリンパス OM-2

E048長い間、人に貸していた古いカメラが戻って来た。
学生時代から就職してしばらくの間、メインカメラだったオリンパスOM-2N である。
元々 OM-2 が出た直後買ったのだが、初期ロット特有の不具合か、何度もシャッターが壊れ、修理を繰り返すうちに、向うから「差額を払ってくれれば、新型に交換する」と言われ、OM-2N に代ってしまったいわくつきのカメラだ。

このカメラ、若い時代にメインカメラだったから、種子島勤務の時も持って行って、あまりの湿度にレンズにカビを生やしたり、インドネシアで日食の写真を撮ったり、思い出がいっぱい詰まって居る。しかし、就職して何年か経ってから、メインカメラはニコン F3に変えたので、最近は使って居ない。

親父が相当なオリンパスファンで、ペン E から始まって、ペン F、OM-2、XA2 とオリンパスのカメラが家には沢山有った。

私が、OM-2N を使って居たのは、このように親父の影響が大きいのだが、それにしても、私の友人には、OM-1 や OM-2 を使って居た人が多い。異常じゃないかと思える比率だ。
「ニコンやキャノンに比べたらオリンパスは安かったからね」と言うが、それじゃ何故ミノルタやペンタックス、リコーやコニカ等を使って居る人が居ないんだろう。同じキャノンやニコンにしたって、AE-1 やニコマートのような廉価版があったのだから、確率的に、オリンパス以外のユーザーが居たっておかしくないはずだ。
ところが、私の友人には、統計的に特異なほど OM シリーズのユーザーが多すぎる。(別に統計処理した訳じゃないが・・)

類は友を呼ぶと言うが、私がオリンパスを使って居た理由は、ある程度共通的に私の友人にはオリンパス・ユーザーが多い原因になるのではないだろうか?

私がオリンパスを使って居た理由は、まず第一に親父の影響が大きいのは先に述べた通りだが、この理由は一般化できないだろう。むしろ、二番目の理由が、私の友人に共通的な原因のような気がする。

それは、私がオリンパスのカメラに「粋」を感じたからだ。
ペン F や XA にも粋を感じるが、なんと言っても OM シリーズには特に「粋」を感じる。

昔の事を知って居る人も減ったかもしれないが、OM-1 が登場する以前の一眼レフカメラは大きくて重かった。

そこに、OM-1 がデビューした時は、本当にショックだった。
こんなに小さくて、フルサイズの一眼レフができるとは思って居なかった。それなのに、OM-1 はやってきた。小さくても、安っぽくも無ければ、格好悪くも無い。むしろ相対的に大きく見えるレンズが格好良いくらいだ。逆に OM を見慣れてしまうと、それまでのカメラが不格好に見えてしまうくらいだった。

そんな OM を一目見て好きになった。
すぐに OM-1 を買うことはできなかったが、しばらくして OM-2 を買うことができた。

私の友人に OM ユーザーが多いのは、同じように OM の粋に惚れたんじゃないかと思う。

ずっと、後になってから判ったのだが、私や親父が惚れたオリンパスのカメラは、皆、米谷氏と言う人の設計だったようだ。
カメラに設計者のサインが入って居る訳じゃないが、それでも気に入るカメラが同じ設計者のものと言うのは何か感じるところがあるのだろう。

どうやら、気に入る製品が同じ人の設計だと言うことがあるようで、学生時代に乗って居たシティと、就職してから買った CR-X は同じ人の設計らしい(この話は裏を取って居ないので、間違った情報かもしれない)

本当に、設計者のサインが無くても、その人の設計だと判るようなら、それはそれで大したもんだと思う。

オリンパスのカメラに、粋を感じなくなったのは、ちょうどオリンパスがオートフォーカスに追いつけなくなったころで、私のメインカメラもニコンに移ってしまった。(そのニコンのカメラもオートフォーカスで無いところが可笑しいが)
この頃、米谷氏が設計を退いたのか、どうかは知らないが、それ以降のオリンパスのカメラに全く興味が沸かない。

デジタルカメラになっても同様で、今のオリンパスのフォーザーズ・デジタル一眼レフカメラには全く幻滅して居る。元々、フォーザーズは、他のデジタル一眼に比べて CCD サイズが小さいのだから、ボディサイズを小さくするなり、他に方法はあっただろうに。不釣合いなくらい大きいボディを見ると欲しいとは思わなくなる。(ダストリダクションとか良いシステムもあるんだけどねえ)

サイズの小さい CCD のメリットを生かしたデジカメは、オリンパスじゃなくて、パナソニックの FZ-1 の方で、もう三年も使っている。このカメラ、一眼レフではないが、高倍率ズーム付きのデジカメとして、フィルム式カメラでは在り得ないスペックをたたき出したのは称賛に値する。(この FZ-1 及び後継機も、私の友人の間で異常にユーザー数が多いカメラである。ちなみに我が親父は現在 FZ-5 を使用中)

このままじゃ、本気でフォーザーズに期待できるのはパナソニックのデジタル一眼になってしまう。

ペン F や OM のように「小さくても貧相じゃない、むしろスタイリッシュな一眼レフ」はオリンパスの真骨頂だろう。

二代続いたファンとして、オリンパスに叱咤を込めてエールを送りたい。

「本気でフォーザーズ・デジタル一眼レフを作ってくれ!」

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April 24, 2006

ジェデルスキー翼を飛す

E047先日のコンテンツのように、ゴム動力機「ビーグル号」用にジェデルスキー翼を作ったのは良いのだが、強度不足の上、風の強い日が続いたためテスト飛行ができずに居た。
待ちに待って、やっと無風に近い日が来たので、テスト飛行を行った。

先日の破損の後、応急的に補修は行って居るもののジェデルスキー翼の強度不足は根本的には直って居ない。今回は強度不足は承知の上で、無風に近い状態でジェデルスキー翼の空力的特性を調べる事をテスト飛行の目的とした。

今まで使っていた翼はスチレンペーパーを「へ」の字に折って居ただけのものだ。これに対して新たに作ったジェデルスキー翼が空力的に有利性が有るのか無いのか、それを調べるのが、今回のテスト飛行の目的である。

そもそも、ビーグル号のように小型で低速の模型飛行機の場合(専門的には「レイノルズ数が小さい」という)、ジェデルスキー翼のように複雑な翼型が、「へ」の字翼のような単純な翼型よりも空力的な優位性があるか、全く判らない。ジェデルスキー翼は、製作も難しいし、強度的にも問題があるので、空力的に優位性が無ければ、価値が無くなってしまう。

ジェデルスキー翼を使うべきかどうかの判断で、「格好良いから」とか「構造的に複雑で興味深い」とか「本物の飛行機に近い」とか「頑張って作ったんだから」とかは、全く合理性を持たない。要は、客観的に「優位性があるか、無いか」だけで決めるべきである。
早い話が、実際に飛ばして、「へ」の字翼よりも飛ぶか調べてみる必要がある。

翼に空力的な優位性があるとしたら、次の3点であろう。
(1)揚力が増す(CL:揚力係数が改善され、値が増える)
(2)抵抗が減る(CD:抵抗係数が改善され、値が減る)
(3)仰角が変化しても、急激に揚力・抵抗が変化しない(失速特性が良くなる)
この3点の内の一つでも、できれば3つとも改善の傾向が見れれば、ジェデルスキー翼は「空力的には意味が有る」と言える。

今回作ったジェデルスキー翼は、従来の「へ」の字と可能な限り条件を合わせるために、形状・面積・上反角・質量を同じにして居る。極力、主観を入れずに、ジェデルスキー翼の空力的特性を見ようと言うのだ。

いつもの江戸川河川敷で、まずは手投げによる滑空試験を行う。
強度に不安はあるものの、何度か手投げし調整した後は、スムーズに滑空するようになった。

いよいよ、ゴムを巻いて飛す。
少しずつ、巻数を増やして行くが、2回目で40秒を超えた。(例によって40秒でデサマが働いて落ちて来た)

明らかに沈下速度が遅い。と言うより滑空時の速度自体が遅い。まるで室内機のような遅さだ。だからと言って失速して居る訳ではない。滑空比のかなり良い安定した滑空だ。

主翼を「へ」の字翼に戻した状態でも飛ばしてみた。今回は比較用のために主翼は2つ共持って来て居たのだ。

両者を比較し、できるだけ客観的に判断すると、次の事が言えると思う。
(1)のCL:揚力係数が改善されているのは、確実である。理由は、滑降時の速度が遅くなっていることだ。遅い速度でも揚力が発生している事は、揚力係数が改善されている証拠である。
(2)のCD:抵抗係数については、不明確だ。滑空比は改善されているから、揚抗比(=CL÷CD)が良くなっているのは確実だ。しかし、揚抗比が良くなっているのは、CLが改善されただけなのか、CDまで改善されたのかは切り分けはできない。CDが悪くなったとは思えないし、むしろ良くなっているとは思いたいのだが、確実な事は言えない。
(3)の失速特性については、全く判らない。少なくとも「へ」の字翼よりも悪くはなっていないと思うが、良くなっているとも言えない。

結局、今回のテスト飛行では、空力特性の3点の内、少なくとも1点については、ジェデルスキー翼の優位性があることが判った。
従って、今後、ジェデルスキー翼を進めても良いと思われる。
現状では、むしろ、揚力がありすぎる傾向があるので、主翼面積を減らすか総重量を増やしすかして翼面荷重を増やす方が良いようだ。
もちろん、強度の問題は残っているので、桁などで補強して重量増をしても強度を上げる方が先決だろう。

ただ、今回判ったのは、「への字翼よりは、ジェデルスキー翼の方が空力的に優位」なだけで、もっと簡単な「曲げただけの翼」の可能性もある。

小型のゴム動力機と言えど、なかなか奥が深い。

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April 16, 2006

ザウルス分解修理

E046予告通り、ザウルスを徹底的に分解してみた。

写真のように回転/開閉機構部まで分解した。ここに回転式接点があるかと期待したのだが、単にフレキシブル基板が巻いてあるだけだったので、ここまで分解する意味は無かった。

CPU 基板は実体顕微鏡(と言ってもファーブルミニだが)を使ってチェックし、表面実装部品の半田付け箇所が外れていないかチェックした。(以前、USB 接続型のCD-ROMドライブで表面実装のUSBコネクタが外れていて、それを半田付けしただけで直した経験がある)
SDカードのソケットの取り付け部分が外れており、これは半田付けしておいたが、故障の状況原因とは思えない。
その他、目視できる範囲で接触不良の原因になりそうな箇所は無かった。
多層基板の内側で接触不良があったら、手の出しようが無い。

ザウルスのメイン構造体(写真左下)は、細かいクラックや破損が目立つ。やはり、何度も落下させるなど、雑な扱いのためか。
コストダウンのためかメインの構造体なのにプラスチックを使っている。表示部の回転/開閉およびキーボードの打ち込みなど全ての荷重はメイン構造体にかかるのだから、マグネシウムなどの金属で作って欲しかったが、それではコストアップになるか?

結局、明らかな故障箇所を発見できず、汚れを清掃し、コネクタ類は一度全て抜き接点復活剤を付けて挿し直した。

組み立て後、動作はした。
が、表示のトラブルは直っていない。

結局、金曜日の時点と何も変わっていない。
分解/組み立ての結果、全く動作しない可能性もあったから、それに比べればましか!?

しばらくは、不便な状態が続きそうである。

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April 15, 2006

ジェデルスキー翼

50 センチ級オールスチレンペーパーのゴム動力機ビーグル号に、今回はジェデルスキー翼を作ってみた。

0450ジェデルスキー翼とは、小型の模型飛行機に良く使われる翼型(翼の断面形状)だ。(ちなみに、この図はザウルスが元気な時に描いておいた図だ)

図の一番上が本当の飛行機も使っている一般的な翼型だが、ジェデルスキー翼は二番目のような形だ。
普通は、前半を厚いバルサをサンドペーパーなどで整形した物で、後半を薄いバルサ板で作る。
簡単に作れる割りには性能が良いので、模型飛行機に使われるのである。

今回、製作したジェデルスキー翼は、図の三番目のように一枚の薄いスチレンペーパーを折って曲げて製作した。今までの翼は、図の一番下のようにスチレンペーパーを「へ」の字に折っただけのものだ。

E0451写真のように、0.5ミリ厚のスチレンペーパーに、1ミリ厚のスチレンペーパーで作ったリブ(肋骨)とスパー(桁)を中に入れて、製作した。

今までの主翼は1ミリ厚のスチレンペーパーで作った。今回作ったジェデルスキー翼は、今までの主翼と同じ大きさで、形状もできる限り似せている。(さすがに、前縁の折り曲げの直線部だけは、どうしようもないが)

仕上り質量は不安だったが、0.5 グラム増えただけだった。
0.5 ミリ厚のスチレンペーパーを使ったおかげで、軽量化できたのだろう。
ただし、強度には不安がある。D型になった前半分が意外と強度を持っているようなので、何とかなるだろう。

E0452これが、完成した写真である。

実際は、二週間も前に完成していたのだが、このところ、天気が悪く、飛ばすことができなかった。

今朝、早起きすると風が無い。早速、いつもの江戸川河川敷に行く。

ところが、だんだん、風が強くなってきた。
河川敷に着いた頃には、相当風が吹いていた。

それでも、手投げテストだけでもしようと、投げてみた。
良く飛んでいるのか、風に流されているのか、判らない。

E0453諦めて帰ろうかと思う矢先、突風が吹いた。
右手に持っていた機体の主翼が「シャリッ」と音がして座屈した。
風に対して、正対して持っていたはずだが、バンザイしてしまった。

写真で見るより、主翼の損傷は少なく、折れたところを補修しただけで飛行可能だと思う。

しかし、ショックは大きい。

今回作ったジェデルスキー翼は、強度的に実用的では無い事がはっきりした。
スチレンペーパーは引っ張り方向の強度は意外とあるが、圧縮方向の強度はほとんどない。
スパー(桁)に桧材などの圧縮方向の強度を持つ部材を使って強度を上げる必要性があると思うが、それでは重量増は避けられない。

そもそも、このくらいの小型模型飛行機のレイノルズ数が小さい領域で、ジェデルスキー翼が有効なのかすら判らない。

ジェデルスキー翼は、まだ続けるつもりだが、意外と苦戦しそうだ。

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April 14, 2006

瀕死のザウルス

0442年半以上に渡り、スケジュール管理やメールだけでなく、このブログを書くなどで役に立って居たザウルスが先週末から瀕死の状態になってしまった。

急に、液晶の表示がにじんだり、色が変わったりする。
開閉部を動かすと一時的に直るので、そこの接触不良だろう。

私の使っているザウルスは、SL-C760 と言う型番で、表示部が開閉するだけでなく、回転する複雑な機構を持って居る。
この回転/開閉機構部で、不具合が起こったのは創造に難くない。
今まで、何度も誤って落下させたりしているから、最も複雑なところにトラブルが起きる訳だ。
むしろ、私の苛酷な使い方で、良く2年半もトラブル無しでいたもんだと思ってしまう。

私のザウルスは、世界で一番可哀想なザウルスではないかと思う。
目茶苦茶苛酷な使い方をしている割りには、ろくにメンテナンスもしていない。

不具合箇所は、回転/開閉機構部と目星が付いているので、分解すれば何とかなるだろうと軽く考えて、分解してみた。
ところが、中は複雑で、簡単には回転/開閉機構部に行き当たらない。
どうやら、CPU基板から、キーボードに至るまで完全に分解しないといけないようだ。

とりあえず、諦て組み直した。
今も表示の調子が悪いまま、このコンテンツを書いて居る。

今度の週末、もう一度、徹底的な分解に挑戦するつもりだ。
下手をすると、完全に壊れてしまうかもしれない。

もしかすると、今回がザウルスで書く最後のコンテンツになるかもしれない。
手術いや分解修理の無事を・・・

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April 02, 2006

またまた、模型飛行機を飛ばす

先週の日曜日に、胴体後部を壊したビーグル号だが、予想に反して早くも修理が完了してしまった。
考えてみれば、元々、ビーグル号全体でも実作業時間3日間程度で作ったのだから、仕事から帰宅後でも二夜ほど作業すれば、修理ができるのは当然かもしれない。

今回の修理は、胴体後半部と垂直尾翼だ。胴体後半部は、以前はスチレンペーパーを丸めてテーパーを付けた筒状だったものを、スチレンペーパーを折ってテーパー付きの三角柱にした。この時、長さを10センチ長くしたが、テールヘビーにならないよう軽量化に心がけた。垂直尾翼は以前と変わらない。

胴体後部を長くした分、主翼位置は後方にした。もちろん、尾翼のモーメントアームは、そのままである。
予想通り、機首に重りを付けなくても重心が取れた。
この時点での全質量は、37.5グラムだ。先週よりも7グラムも軽くなっている。

E0430さて、昨日の土曜日、天気も良いので、早速飛ばしに行った。
この写真が最近飛ばして居る江戸川の河川敷だ。
写真中央に写っているのが、JR線の橋だ。以前、この橋に入らないかとハラハラしたものだ。
河川敷では、お年寄がスポーツを楽しんでいた。
最初はゲートボールと思っていたら、そうではない。パットゴルフのような感じだが、ボールやクラブが大きい。ネットで調べてみたら、「グラウンドゴルフ」と言うスポーツのようだ。

E0431土手の外側は桜が満開だ。まったく良い季節である。

さて、修理というか改造したビーグル号だが、手投げ滑空試験もスムーズに飛ぶので、ゴムを巻いて飛ばし始めた。
最初は、ゴムは少ししか巻かなかったが、軽くなった分、上昇が良くなった。滑空時もゆっくりとスムーズに飛ぶ。質量が重かった時より軽やかなのは当然だが、以前、軽くても高いパイロンが付いていた頃は滑空比が良くなかったが、今回は滑空比も良い。低いパイロンに代えたため、空気抵抗が減っているのだろう。

E0432気を良くして、かなりゴムを巻く。
上昇時は、やや失速気味で少し高度を損したと思われるが、それでも、かなりの高度を稼いだ。
滑空は理想的だ。
軽くなったため、浮かんでいるように、ゆっくりと降りてくる。

30秒超えても高度がある。
風は、ほとんど無く、どこかに流れていく心配は無い。
こうなったら、幾らでも飛んでいてほしい気分だ。
45秒超えても、まだ高度がある。これだけ高度があれば、1分越えは確実だ。

・・・と思っていたら、それまでスムーズだった滑空が、いきなり乱れ、ピッチングを始めた。
何だ何だ・・と思っている内に、あっと言う間に高度を失って着陸した。

原因は何の事は無いデサマが働いたのである。
問題は水平尾翼が十分にポップアップしなかったためだ。

E0433本来、デサマが働いた時は写真のように派手に水平尾翼がポップアップする。こうなると模型飛行機は、ストンと腹から落ちてくる。
しかし、今回は、デサマと水平尾翼を繋いでいる糸が途中で引っかかったのか、水平尾翼が中途半端にアップした状態で止まったので、ピッチング飛行になってしまったのだ。

デサマの問題点も判ってきた。
今回のように風も無く「幾らでも飛べ」と言う時は長く飛んで欲しいが、先々週のように「JRの橋に入るから早く落ちてくれ」と思う時はデサマに早く働いて欲しい。
まあ、デサマが無ければ、ゴムを思いっ切り巻け無いわけだから、贅沢な悩みであるが。


何度か飛ばして居る内に、ちょっとした破損が起き、その場での修理は無理と帰宅した。
今回の最高記録は、45秒強(ただし、デサマが働かなければ、もっと飛んでた)である。

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