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March 26, 2006

一周年記念

e042昨年 3月 26日に、このブログを開いて以来、1 年が過ぎた。
その間、10万ヒットを超るアクセスをいただき、ありがたい限りである。
(記念すべき、10万ヒット目のアクセスは、3月 16日であった。)

一年間でのコンテンツ数は 70件を超た。
自分でも意外なことに、1週間に1度以上のペースでコンテンツが増えて行った計算になる。
もっとも、ブログを始めた頃は新鮮で、2日に一回以上の割合に更新して居た。それが、最近では、せいぜい2週間に一度程度の更新になっている。
以下が実際の月毎のコンテンツ数と1件あたりの平均文字数である。(平均文字数の計算には「告知」等のごく短いコンテンツは除いている)
2005年3月 5件 平均 1028文字
2005年4月 17件 平均 1540文字
2005年5月 11件 平均 2197文字
2005年6月 6件 平均 1794文字
2005年7月 2件 平均 3742文字
2005年8月 6件 平均 2209文字
2005年9月 2件 平均 1855文字
2005年10月 4件 平均 2971文字
2005年11月 7件 平均 1343文字
2005年12月 6件 平均 916文字
2006年1月 0件 平均 0文字
2006年2月 6件 平均 1490文字
2006年3月 4件 平均 1741文字 (昨日まで)
なかなか、良いペースだ。意外と落ちて居ない。
むしろ、昨年4月の17件が多すぎたのだ。

さて、1年間を振り返ると、内容的にも大きく変化して居る。
アップするコンテンツの数なら昨年4月がダントツだが、一件あたりのテキスト数は、7月の方が多い。

昨年 7月前後のコンテンツは、自分で言うのも何だが、中身が濃い。
文字数が多いだけではなく、中身の吟味や裏付けなども相当時間を使っている。
この時期のコンテンツを作るだけのために、コンピュータ・シミュレーションをプログラムするのに 3週間位かけ、パソコンと言えど数時間かけてシミュレーションさせたこともある。

ここまで来ると、ブログのネタ作りではなく、論文作成並みである。
(実は、ブログ用に行った解析の結果を、それだけでは勿体ないので、本物の宇宙飛行士相手にプレゼンテーションしたこともある)

さすがに、これ程肩に力が入ると、体力が持たず長続きしない。それ以降、コンテンツ 1 件あたりの文字数が減っている。

文字数の多い「中身が濃い」コンテンツが減った理由は、体力がもたなかっただけではない。
自分では力を入れたコンテンツが必ずしも「受けない」事が判ったからだ。
現在までの最高アクセスを記録したのは「特急 サンダーバード 3号」だ。
このコンテンツを書くのに、ほとんど時間がかからなかったし、イラストも短時間でさらさらと描いたものだ。

「中身が濃い」コンテンツの中には、何週間も時間をかけ、イラストも時間をかけて描いたものも多い。
だが、実際に受け入れられたのは、むしろ「軽い」コンテンツだと判って以降、あまり力を入れ過ぎたコンテンツは止めてしまった。

コンテンツの傾向としては、昨年 9月までは「連載」が主流であった。
ブログ初期の「連載」としては、「システムエンジニアリング」「理想のPDA」、やや遅れて開始した「僕の宇宙船」のシリーズがある。

これらの「連載」は、私が伝えたかった事で、むしろ「連載」を行うためにブログを始めたとさえ言える。
そんな「連載」だが、現在は全て休止状態だ。その理由を自己分析してみると色々と考えられる。

まず、「理想のPDA」であるが、これを止めた理由は単純に「受けなかった」事だ。出口の見えないグダグダしたコンテンツにまともにコメントしてくれたのは野尻さんなど一部の人だけで、アクセス数は増えず、続ける気を失った。

「システムエンジニアリング」は、逆だ。ちゃんと受け入れられ、コメントも多く、その上、アクセス数も稼いだ。
じゃあ、何故、「連載」を止めたかと言うとシステムエンジニアリングが本業になってしまったからだ。
私は数年前から「システムエンジニアリング」の必要性を感じていた。
日本全体に「システムエンジニアリング」が足りないと思えたが、特に私の属する組織において、その不足が強く感じられた。
そのため機会がある度に「システムエンジニアリング」の必要性を説いて居たが、なかなか受け入れられなかった。
ブログの連載としての「システムエンジニアリング」も、その頃思い考え、伝えたかったを綴ったものである。

ところが、私の属する組織も急に「システムエンジニアリング」の必要性を感じたのか、後ればせながら昨秋「システムズエンジニアリング推進室」なるセクションができ、私も一員となった。
「システムエンジニアリング」の必要性を感じなくなった訳ではないが、日々の仕事が「システムエンジニアリング」となれば、さすがにプライベートのブログに連載する気もなくなる。
理想を追いかけて居たうちは色々言えたが、いざ本格的に実施する段階になると、現実の矛盾なども見えてくる。
また、「システムエンジニアリング」の専門家と会い、色々話すうちに、私が力を居れるべき分野は、「システムエンジニアリング」全般ではなく、その一部をなす「設計論」と呼ばれる分野であることが判ってきた。

今後、ブログを進めて行く内に「システムエンジニアリング」の連載が復活するか判らないが、落ち着いたら「設計論」の連載をしても良いかと思って居る。

「僕の宇宙船」の連載を止めた理由は、先の2つと異なる。
この連載は受け入れられ、アクセス数も多く、さらに私としても伝えたいことが幾らでもありモチベーションが下がった訳でもない。

「僕の宇宙船」の連載を止めた理由は、ブログの限界を感じたからだ。

ブログは、基本的に日々の体験や感じたことを書き、公開することを目的として作られて居る。そのため、迅速に記事を書き込み易いように、文字データ主体になって居る。もちろん、画像データを扱えない訳ではないが、副次的に位置付けだ。その上、箇条書き・表・数式などの表現形式に限りがある。

また、過去のコンテンツを見にくいと言う問題もある。「僕の宇宙船」の連載のように、流れが重要なコンテンツには大きな問題だ。

このようなブログの問題点が解決したならば、ぜひ「僕の宇宙船」は連載を再開したいと考えて居る。

初期の連載を止めた後、ブログはエッセイ的な内容が多くなった。
「写真を撮る喜び」や「模型飛行機を飛ばそう」「ボーイズ・レーサー」などだ。
これらのコンテンツは、日頃思って居たことを書いたのだが、書くに当たって「こう言った内容をグダグダと書いて受け入れられるだろうか」と言う不安があった。意外な事に、これらのコンテンツは受け入れられ、私としては嬉しい誤算となった。

また、このエッセイ的なコンテンツの一つの「模型飛行機を飛ばそう」から、実際に模型飛行機を作って飛ばすコンテンツが最近多い。これは、当初全く予定して居なかったもので、「自然発生的な連載」とでも呼べるものだ。

昨年の年末から1月は、公私共に忙しかった。肉体的にも時間的にも精神的にもブログを書く余裕はなかった。この時期何があったか、今は書けないが、その内、笑い話として話せる時期が来たら、紹介しよう。

なにはともあれ、1年間、お付き合いいただいて有り難う。
今後もよろしくお願いする。

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野田篤司ホームページで、ブログの過去のコンテンツの保存版を始めた。
もちろん、過去のコンテンツを見やすくするためだ。

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Comments

 申し遅れましたが一周年おめでとうございます。楽しみにしていますので長く続けてください。
 それにしても、ずいぶん「受け」を意識されるんですね。観測にかかったわずかなサンプルで、あまりぐらぐらしないほうがいいのでは、と思いました。短期的な受けが得られなかったために、いい連載を打ち切ってしまったらもったいないです。
 blogの運営も一種の制御ですよね。制御ならば何を一定に保つわけですが、それは「受け」でしょうか。私は「自己」だと思います。

Posted by: 野尻抱介 | April 11, 2006 at 01:49 AM

野尻さん、
どうも有難うございます。

やはり、俗なもので、「受け」が気になってしまいます。

でも、「連載」を続けて行くことは大事だと思います。
できるだけ「連載」を復活させていきたいと思います。

ところで、久しぶりにコメント書いたら、ずいぶん、面倒になっていますね。書き込み方の説明も足りないし。
もうちょっとコメントしやすくなっていれば、良いのに。

Posted by: 野田篤司 | April 12, 2006 at 08:26 AM

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