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October 24, 2005

模型飛行機を飛ばそう

e021もの作りのためには、模型飛行機を作って飛ばすのが良いと、昔から思って居た。
私自身、小学生から中学生にかけて大量に模型飛行機を作った経験が、現在の技術者としての基礎になっている。

そう思って居たら、同じような経験や考えを持つ人は、他にも居ることに気付いた。
一人は、東大の JM 先生で、超低コストで超高速なコンピューターを作ってしまう人だ。この先生も子供のころ大量に模型飛行機を作ったくちだ。
もう一人は、ISAS の TM 先生で、幾つかの科学衛星のプロジェクトを進めた先生だ。この先生の場合、先生自身の経験ではなく、科学衛星のミッション機器を作ってくれる企業の話しだ。その企業では、新人を育てるために模型飛行機を作らせるのだと言う。

お二人の話しを聞いて、「我が意を得たり」の気になった。とは言え、具体例が 3つしか無いので、統計的な処理も科学的考察もできない。
ここは、独断と偏見による自説になってしまうことは勘弁して欲しい。

繰り返しになるが、ここに書いてあることは、私の独断と偏見による自説だ。JM 先生と TM 先生のお二人とは「もの作りのためには、模型飛行機を作って飛ばすのが良い」ところまでは合意したが、それ以降の詳細に付いては、私が勝手に独断で考えたものだ。従って、その責任は私にある。

「創造的なもの作り」には、模型飛行機を作って飛ばす経験が役に立つ。
この時、模型飛行機は、飛ばなくては駄目だし、飛ばさなくては意味が無い。

よく、「プラモデルのような模型を作っても良いのでは?」と言われるが、飛ばない模型を作っても意味が無い。
同様に、飛ぶ模型飛行機の中にも実機のスケールモデルがあるが、これもできれば避けたい。どうしても実機に似せることに夢中になり、もの作りの本質を見失う可能性が高い。

私が、「プラモデルのような模型」や「スケールモデル」が「良いの悪い」の言って居るのは、あくまで「創造的なもの作りの役に立つか」だけでの話だ。また、私の言う「創造的なもの作り」は、「技術的・機能的な面」に偏重して居る。だから、「プラモデルのような模型」や「スケールモデル」も「芸術的・造形的面」を重視したもの作りには役に立つかもしれない(私はアートの専門家ではないので判断できない)し、もとより趣味や遊びで作るなら別に本人が楽しければ、それを否定するものではない

最初は、模型屋とか玩具屋に行って、「A 級ライトプレーン」を買うのが手っ取り早い。300 円から 500 円程度で、細長い紙の袋に入って売って居る。
くれぐれも、零戦とかムスタングのようなスケール機を買わないように。スケール機を飛ばすのは凄く難しいのだ。
作り方は、ゴム動力飛行機に 詳しく書いてある。
木工用瞬間接着剤(100円ショップに置いてあるもので十分)と、クッキングペーパーを使うと良い。
食卓などの、できるだけ広い平らな場所にクッキングペーパーを敷いて、その上で作業する。翼の骨組みなどは、実寸大体の設計図の上に半透明のクッキングペーパーを敷き、その上で組み立てる。接着剤が垂れても、クッキングペーパーには着かないので安心だ。
この方法は、ライトプレーンのような竹ヒゴ骨組みの翼の場合、効果が小さいかもしれないが、もっと本格的なリブ組翼には効果絶大である。

最初は、説明書通りに、ストレートに作ろう。歪まないように丁寧に作る。
プラモデルと違って、接着剤が多すぎて、はみ出ても良い。接着剤不足で強度が足りなくなるよりは、すっと良い。
もちろん、軽量化のためには、接着剤は必要最小限の方が良い。だが、最初の内は、ちょうど良い量が判らないから、接着剤は少ない過ぎるよりは多い方が良い。一般的にプラモデルしか作った経験が無い人が、最初に模型飛行機を作る時、接着剤が足りず、強度不足になる傾向にある。模型飛行機作りに上達したら、徐々に接着剤を減らし、ちょうど良い量を探るようにする。

完成したら、できるだけ広いところで飛ばそう。うまく飛ぶまで、何度も調整し直そう。うまく飛ばない時は、主翼・尾翼が歪んで居るか、しっかりと固定されて居ない、もしくは重心位置が狂って居る場合が多い。

このような模型飛行機は、距離を競うのではなく、滞空時間を競う。旋回させて、できるだけ同じ場所で周回するようにする。ゴム動力飛行中は右旋回で急上昇し、左旋回で滑空させるパターンにする。
私が子供のころは、A 級ライトプレーンの場合、30 秒が目標だった。
「たった 30 秒」と思うかもしれない。だが、自分が作った模型飛行機が、最初に 10 秒超えたら、十分に感動するぞ。

まずは、15 秒から 20 秒を目標に飛ばそう。最初の機体から、これだけ飛ばせる人はまず居ないだろう。
墜落して壊れたり、風に流されたりして、新たに作り直さなければならない場合がほとんどだ。そもそも、最初の機体は、上手く作れて居ない場合が多い。
A 級ライトプレーンは、高価なものじゃないから、諦めて、3・4機は無駄にするつもりで作る。

何機かつぶして、15 秒超える頃には、「もの作り」の最初のコツが判って居るはずだ。
ちゃんと飛ぶ飛行機には、正確な組み立てと、十分な強度、そして、繰り返し飛ばして調整することが必要だ。

次の段階は、改造してみよう。
何処をどうやって改造すれば良いか自分で考えて、30 秒超えを狙おう。
まず間違いなく、最初の「自分で考えた改造」は、アイデア倒れで、改造しない方が良いような結果を生むだろう。
何回か、試して居る内に、徐々に上手くなって行くはずだ。

次は、オリジナル機を作ってみよう。
オーソドックスな形状でなくても、無尾翼機でも先尾翼機でも何でも良いから、自由な発想でユニークな機体を作ってみよう。
模型飛行機にも、設計理論があるが、最初は、それに捕らわれない方が面白い。

これまた、「ユニークな機体」は、思ったように飛ばないのが普通だ。
ちゃんと飛ぶようにするためには、飛行原理だけでなく、安定性など色々と考慮することがある。
今度ばかりは、設計理論を勉強した方が良い。

「改造」や「オリジナル機作成」ができるようになると、「もの作り」の、第2、第3のコツが判ってくる。
第1のコツが「設計されたものを正確に作ること」なら、第2、第3のコツは、「設計すること」と「設計の善し悪しの評価」である。

順序が逆だと思われるかも知れないが、「設計の善し悪しを評価すること」から説明しよう。

「設計の善し悪しの評価」は、単純明快だ。
「良く飛べば良い設計」で、「飛ばなきゃ駄目な設計」だ。
「格好良い」だとか「スマート」だとか「美しい」とか、そんなものは一切関係ない。
飛べば良いんだ、飛べば!

模型飛行機と言えども、飛行機は、物理法則によって飛ぶ。
アイデアやデザインが、最初、どんなに良く思えても、格好良く見えても、半端な小細工は、物理法則には通用しない。
人間の主観が判断基準に入るなら、温情判決も残念賞も努力賞もあるかもしれない。
しかし、物理法則には、そんなものはない。単に駄目なものは駄目なのだ。

そう言った冷たい方程式で「設計の善し悪し」を決めることは、厳しすぎると思われるかもしれない。

だが、その一方で、物理法則は、フェアで公平だ。
もし、人間の主観が判断基準に入ると、どうしても心情や先入観や固定観念に左右される。だから、あまりにも斬新なアイデアは拒絶される傾向にある。

あなたのアイデアが斬新で、どんなに奇妙奇天烈・摩訶不思議に見えようが、それが正しければ、飛ぶ。
もし、人間の主観が判断基準に入ると、やれ、前例が無いだの、実績がないだの、とやかく言われたあげく、評価する人の先入観や固定観念に縛られてしまう。
だが、物理法則が相手なら媚び諂う必要も無ければ、訳のわからん先入観や固定観念を気にする必要も無い。

単に、正しければ飛ぶし、そうでなければ飛ばないだけだ。

もう一つ、良く飛ぶためには、軽量化が効果的であることが判るだろう。飛行機は軽ければ軽いほど良く飛ぶ。特にゴム動力機のようにパワー余裕の無い模型飛行機では、その傾向が顕著だ。
軽量化に効果的なのは、不要なものを削ることだ。「不要なものを削る」と言うのは、言葉では簡単だ。しかし、「不要なものを削る」ためには、「何が必要不可欠」で「何が不要」かを見極める「眼」が必要だ。
常識的に必要と思われているものでも不要なものはある。逆に一見大したことが無さそうなものでも必要不可欠なものもある。
「不要かな?」と思うものがあれば、実際に外して、飛ばしてみればよい。本当に不要なものなら飛行に影響ないし、逆に必要なものなら外すと飛ばなくなる。
必要か不要かの判断は、常識とか先入観に捕らわれずに、物理法則によってのみ行う。

「設計の善し悪しの評価」の物理法則が身をもって理解できれば、「設計すること」も判るはずだ。
飛ぶためには、どんな設計も正当化される。どんなに斬新なアイデアも可だ。
また、軽量化のために、「必要か不要かの判断」ができるようになれば、「モノの本質」を見抜く眼も鍛えられたはずだ。
「常識に捕らわれない斬新なアイデア」と「モノの本質を見抜く眼」こそが、「設計すること」だ。

私が、「もの作り」のための模型飛行機作りとして、「プラモデルのような飛ばない模型」や「スケール機」を否定するのは、ここに理由がある。「プラモデルのような飛ばない模型」や「スケール機」の場合、どうしても人間の主観的な判断が入り、また、実機を真似るために、斬新なアイデアを妨げがちになる。その上、「不要なものを削る」どころか、むしろ「飾り立てる」事が評価されるので、「モノの本質を見抜く眼」が養われないのだ。

模型飛行機を作り、飛ばすことを通じて、もの作りに必要な「設計すること」「設計の善し悪しの評価」「設計されたものを正確に作ること」の3つが鍛えられることを説明した。

実は「もの作り」には、もう一つ上のレベルがある。それは、「価値そのものの創造」だ。
ここまで「模型飛行機は飛ぶこと、飛ぶ時間が長いこと」を目標にすると説明して来た。つまり滞空時間を模型飛行機の価値と位置付けて居た。
しかし、滞空時間の代りに飛行距離や速度など、別の価値基準に置き換えることもできる。
私の全く想像できないような価値基準もあるだろう。それを考え出すのが「価値そのものの創造」だ。

「価値そのものの創造」には、それまでの「設計すること」「設計の善し悪しの評価」「設計されたものを正確に作ること」とは、別の次元のセンスが要求されるので、このセンスを養うために模型飛行機が役に立つかは判らない。
たが、一般的に「価値そのものの創造」は、安直に捕らえがちで、誰でもできそうにも思えてしまう。しかし、「設計すること」「設計の善し悪しの評価」「設計されたものを正確に作ること」と言った基礎ができていなければ、「価値そのものの創造」は、裏付けの無い、空虚な妄想になってしまう。
「価値そのものの創造」のセンスを養うためにも、模型飛行機が有効だと言える。

模型飛行機を通じて鍛えたもの作りのセンスは、模型飛行機のみならず、他の「もの作り」にも応用できる。

天気の良い週末は、近くの公園の広場で模型飛行機を飛ばすのが楽しい。
一緒に行った息子には、模型飛行機を通じて「もの作り」を伝えたい。しかし、そんな親心を知ってか知らずか、息子は模型飛行機よりも公園にあるフィールドアスレチックに夢中になることが多い。

そんな模型飛行機を飛ばしに行く公園の広場が、つくばエクスプレスの開通で、狭くなってしまったのが、ちょっと寂しい。

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参考になりそうなリンク
ゴム動力模型飛行機の専門店 KOTOBUKI 通信販売でゴム動力機を買える模型店。ここで扱って居る「ヨシダ」と言うメーカーの A 級ライトプレーンは、ストレートに作っただけでも、 30 秒を超えるらしい。ただ、HP を見る限り、全くの初心者が「ヨシダ」の A 級ライトプレーンを作るのは難しそうだ。普通の模型屋や玩具屋で売って居る A 級ライトプレーンは、ユニオンなどの製品が多く、こっちの方が作るのは簡単だ。ユニオンなどの A 級ライトプレーンに作り慣れてから挑戦した方が良いと思う。
MICRO PAPER PLANE 驚異的に小さい滑空機とゴム動力機を紹介して居る。これで飛ぶと言うから驚きだ。まさに、常識や先入観に捕らわれない斬新な模型飛行機だ。
ゴム動力スケールモデルの世界 本格的なバルサ組のゴム動力スケールモデル。スケール機は・・と言いつつ、特に Focke-Wolf Fw-190D-9 の製作記事は凄い。
MODEL WARBIRDS 実は、私も壊れにくい素材としてスチレンペーパーに注目して居る。スケール機は・・と言いつつ、スチレンペーパーを使った零戦などは凄い。

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Comments

 ご無沙汰しております。
 この記事を読んで、私も子どもの頃にゴム動力の模型飛行機や和凧(四角凧)を作って飛ばしたことを思い出しました。
 飛んでいるゴム動力の模型飛行機に太陽の光が当たっているのを見て、黒い紙に太陽熱が吸収されて熱くなるのを思い出し、主翼を黒く塗れば熱揚力で長く飛びつづけるだろう?と主翼を黒くって夏休みの昼下がりに空き地で飛ばしたことがあります。
 子どもの頃の記憶なので定かではありませんが、熱による揚力が発生したためか30秒以上?飛び続けていました。
 あと、和凧(四角凧)の話ですが、このころは文字が書かれた凧が好きだったので、これを竹籤と障子紙で自作したものです。 ところが竹籤を使いすぎて重くなり風の弱い時は飛ばないのに市販の凧がつぶれるような風邪の強い日に飛んで、友達から羨ましがられました。
 余談になりますが、和凧(四角凧)の絵は武者の絵か歌舞伎役者の絵ばかりなので、少女漫画絵のHなポーズの女の子を絵を描いた和凧(四角凧)を作ろうと思っているのですが、仕事が忙しく作る余裕が無いのが悲しいです。

Posted by: 新潟の田村 | October 24, 2005 at 10:00 PM

工作はいろいろやりましたが、ゴム動力フリーフライト機はたしかに、工学系の素養の必要な、むずかしい世界です。私はだめで、ラジコン飛行機に走りました。エンジン積んで、自分で操縦すれば大分楽です。操縦を覚えるまでは大変ですが、それは工学系の素養とは別ですね。

この辺に才能が無くて生物系に進んだのかもしれません。いま、生きている生物はすべて、完璧な設計で生き残った成功者です。生物の体が、いかに良くできているかを知ることが、生物系の学問の楽しさのような気がします。

工学系の人が生物学をやると、生物の体を見て「俺ならこんな設計はしない」などと思うのでしょうね。

Posted by: はかせ | October 25, 2005 at 05:11 PM

新潟の田村さん、
主翼を黒く塗って、熱揚力が得られるとは、ちょっと凄すぎますね。むしろ、乱流とか渦とか作っていると言う方が説明できそうな気がします。もしくは、とても、良くできたゴム動力の模型飛行機だったのかも知れません。

はかせさん、
いつも有難うございます。
工学系の人と、生物学系の人とによって、同じ生物を見ても、見方が違うというのは面白いと思いました。
確かに、「俺ならこんな設計はしない」と思うときがあります。生物学系の人は、そんな時、生物系の学問の楽しさを感じるのでしょうね。

Posted by: 野田篤司 | October 25, 2005 at 08:14 PM

「熱中時間」 2gのインドアプレーンが登場します。タイトルは「目方ウロコ」

 NHKハイビジョン放送 : 2005年10月27日(木)夜10時~10時59分
 NHKハイビジョン再放送 : 2005年10月31日(月)午後1時15分~2時14分
 BS2 : 2005年10月30日(日)午後8時~8時59分

ぜひ、ご覧ください。

Posted by: ジャムのパパ | October 26, 2005 at 04:32 PM

ジャムのパパさん、ようこそ。
情報、有難うございます。

「熱中時間」見たいです。
でも、うちじゃ、ハイビジョンも BS も見れないです。
残念。

Posted by: 野田篤司 | October 26, 2005 at 10:29 PM

竹ヒゴで検索していたらここにたどり着きました。なかなかA級ライトプレーン関係のHPにたどり着けないので感激しました。30秒以上飛ばすことができなかった小学校時代のリベンジーで作っています。吉田さんの前の大模時代に作っていました。是非この楽しみを子供たちに伝えたいものです。

Posted by: 溝口 | November 09, 2005 at 07:38 PM

溝口さん、ようこそ。
ホームページ、見させてもらいました。
私が一番作ったのが、1970年代のアオシマ/ユニオンでしょう。
それにしても、溝口さんの家には、もの凄い数のライトプレーンがありますね。一緒に HP を見ていた息子が「父ちゃんが、一番かと思ったけど、上には上が・・」と。

今現在、私の部屋には、すぐに飛行可能な状態の模型飛行機が 13 機あります。もちろん、A 級ライトプレーンもありますが、紙飛行機からラジコン機まで種類も様々です。
もちろん、最新作は「メーヴェ・・ のようなモノ」です。

Posted by: 野田篤司 | November 12, 2005 at 08:22 AM

返信ありがとうございました。電動グライダーやラジコン・紙飛行機は日本各地にビックリするほどクラブがあり検索にもいっぱいかかりますが案外基本?のライトプレーンのHPがあまりヒットしません。ここにたどり着いたのも偶然でした。是非これからもよろしくお願いいたします。

Posted by: 溝口 | November 14, 2005 at 09:32 PM

「模型飛行機を飛ばそう」に対するコメント:趣味際人

拝復
ライトプレーンを「ものつくり教育」に利用した例として、次のものが見つかりました。
(戦中の国民学校のライトプレーンもそのうちに含まれるでしょうが、こちらのほうはもっと複雑・大掛かりで、単純に性格づけできません。現代の教育論の立場からも分析、記録しておく必要があるとは思っていますが)

日本航空宇宙学会で、「スカイスポーツシンポジウム」を毎年開催しています。今年は第11回で、12月3・4日にお茶の水の日大駿河台校舎で開かれます。
協賛は日本航空協会傘下の航空スポーツ団体で、飛行機・グライダー・ハング・鳥コンなどあり、その中に日本模型航空連盟も入っています。
第9回(平成15年12月)の講演に都立航空高専の教員による「物作り実習“ゴム動力飛行機を作る”」が含まれていました。
私も聴講しましたが、本職だけあって理路整然とシステマチックに行われていると感じました。教材はユニオンモデルの「A級オリンピック」、3時間×4週(ゴムのトルク測定、カタパルトによる滑空テスト、動力飛行を含む)を投入しています。
課題の対象選択の条件とし
(1) 航空機に重要な形状、速度、動きなどを目で見て、客観的に表せるもの。
(2) 完成させて、動作させられるもの。
(3) 動くもの(移動体)であること
(4) 絶対記録の性能で良否が判断できるもの
(5) 個人単位で製作できるもの
(6) 上級学年の授業と関連付けられるもの
(7) あそび的要素も含んだもの
(8) 1学年のものを発展させた内容

(6)と(8)は当該学校のコースのための条件ですから、一般的な条件ではありませんが、ほかはすべて納得できます。
この講演の要旨は、航空宇宙学会発行の「第9回スカイスポーツシンポジウム講演集」に収録されています。

ジグの使用については、講演終了後の雑談で講演者に聞いてみましたが、織り込む余裕が無かったとの由。私は、「ジグ・グループ」と「無手勝流グループ」と分けて、成果を比較すると面白いと思います。

日本の工人・職人には、ジグを使わない気風があるみたいで、年配のライトプレーン名人は定板も使わずに、ねじれを睨んで修正するだけで翼などを組み立てる芸を持っています。だから「空中ジグ」(要するに何も使わないこと)という言葉があります。
これに対して欧米はジグ文化のようで、野中繁吉さんが初めて室内機の世界選手権に参加したとき(1970年ころ?)、世界各国の参加選手の話題は機体の設計よりもジグについての方が多かったと聞きます。

Posted by: 趣味際人 | November 22, 2005 at 12:42 AM

趣味際人さん、ようこそ!

>都立航空高専の教員による「物作り実習“ゴム動力飛行機を作る”」
なかなか、興味深いですね。
都立航空高専では、今でも、このような授業をやっているのか、気になります。都立航空高専に知り合いも居るので、機会があったら聞いてみようと思っています。
(平成15年の第9回スカイスポーツシンポジウムって、二年前ですよね。元東大の久保田先生に、さかんに「来てくれ」って言われて、行けなかった時かなあ?)

>日本の工人・職人には、ジグを使わない気風があるみたい
これにも困ったものです。本当の「もの作り」は、ジグや道具を大事にしないといけません。

多くの人に「日本の工人・職人には、ジグを使わない」を信じられているようですが、これは誤解です。本当の意味での『プロ』の職人はジグを使います。

私の実家は町工場で、今でも父は町工場を経営しています。また、母方の実家は、町工場とすら言えない程の小さな小さなトタン屋で、祖父はいわゆる職人の親方でした。
子供のころから、「職人」の中で育ったのですが、彼らは定盤やジグ、道具を大事にし、目見当ではなく、定規や、それに類するもので正確にケガキ、加工し、組み立てます。今風の言葉で言うと「アライメント」調整にしても、目を使って調整することもしますが、それだけでなく、ちゃんと定規なりジグなりを当てて調整します。
どうも、本当の「職人」を知らない人が、「職人神話」を作り、それを勝手に解釈している傾向があるように思えます。

本当の「もの作り」は、「ジグなしでも、もの作りができる職人を真似る」のではなく、「本当の職人はジグを使う」ことを理解し、「それを真似る」ことが重要ではないでしょうか?


今朝も、息子と近くの公園で模型飛行機を飛ばして来ました。
スパンが550ミリのバルサリブ組み主尾翼、バルサチューブ胴体のゴム動力機で、趣味際人さんのブログで紹介されていたR50級に近いものかも知れません。
ゼロから自分で設計した完全オリジナルの機体ですが、滑空試験をしたり、軽くゴムを巻いて飛ばしたところ、ローリングの傾向が出ます。どうも、上反角を付けすぎたか、垂直尾翼容量が足りなかったようで、恥ずかしい限りです。
なかなか、難しいものですね。

Posted by: 野田篤司 | November 23, 2005 at 10:28 AM

「職人・工人とジグ」に対するコメント:趣味際人

野田さんの実体験の重さから、私の「工人のジグ軽視論」は修正する必要があるようです。
教えていただいて、ありがとうございました。

弁解をしますと、私の模型飛行機デビュー当時(昭和30年くらい、造成中の駒沢オリンピック競技場)、模型飛行機の先輩の多くは大工のオジサン、旋盤屋のオニイサン、電気屋のオヤジサンなど、工人・職人系でした。風待ちをしているとき彼らからその道の自慢話を聞き、参考になることを盗もうとしたのですが、内容は無手勝流で高度の工作を成功させたというものが多く、ジグを使って緻密に積み重ねたという話はありませんでした。
今考えれば、素人の耳には無手勝流の話のほうが入りやすく、駆け出しの高校生のもデラーにはその見分けがつかなかったということなのでしょう。
いわゆる、「職人神話」はこのように作られたものかもしれません。
落語・講談などに「左甚五郎もの」という名工話のジャンルがありますが、私の聞いた限りでは「ジグ」は登場しないようです。
レオナルド・ダビンチのスケッチは、当時のものつくりの実態を示す貴重なデータですが、ジグという切り口で見直してみる必要がありそうです。

私自身は思想的にはジグ重視派なのですが、手間を省いて不精することが多く、なかなか実体を伴いません。

手許にイギリスの模型飛行機政策の手引書が2種ありますが、古いほう(Construction for aeromodeller:1955)には「ジグ」の章はありません。新しいほう(Basic Aeromodelling:1976)には20章のうち1章を割いて「ジグ」の解説があります。
ただし、古いほうの解説書の各部品の製作ではおおむね同じジグを使っていますから、ジグ工法は昔から使われていたわけです。


「はかせ」さんの「生物学と工学」に対するコメント:趣味際人

工学者が生物学につい研究・論述した文献として
東昭先生(元東大航空工学部教授・日本模型航空連盟会長)の「生物の動きの事典」
佐貫亦男先生の「生物の設計?(題名は記憶です)」
があり、両方とも面白い内容でした。佐貫先生は、「造物主にも設計ミス、失敗作がある」と書かれています。

カルマンの「飛行の理論」によれば、ジョージ・ケーレー卿は鱒の断面をスケッチしており、その厚さ分布は層流翼型(NACA63A016およびLB N-0016)にきわめて近いそうです。

模型飛行機用としては、フラミンゴの翼断面をまねした、セレディンスキー設計の翼型Se4410が実用されています。下面のへこんだ普通の翼型の下面中ほどだけを膨らました特異な形をしていますが、よく飛びます。フラミンゴと模型グライダーのレイノルズ数が近いからだと思います。

Posted by: 趣味際人 | November 25, 2005 at 08:00 PM

趣味際人さま、コメントをありがとうございました。
造物主が失敗することはあるかもしれませんが、原生の生物に失敗作はないのです。今なお生き延びていること自体が成功ですから。人間の目から見て、妙な飛び方をする鳥でも、そこには必ず確固たる理由があるのです。ただ、人間がその理由を説明できないだけです。

私は道楽で楽器を作ります。自分の愛用のチェロは自作です。その話をすると、多くの人が「器用なんですね?」というのですが、その度に、「それは違う」と言いたくなります。楽器作りの師匠をみていると、絶対に失敗しないという手立てを尽くして、作業を進めます。ジグも多用するし、測定器具もどんどん作ります。刃物は常に完璧に切れるように研いである。器用さによっかかることはほとんどありません。

森博嗣という作家が、小さなスケールのラジコン飛行機を他人にみせて「器用なんですね」と言われたとき、「よく、これを作ることを決意しましたね」と言ってほしかった、と書いています。私も、「よく、チェロを作る決意をして実行しましたね」と言われたいです。

Posted by: はかせ | November 25, 2005 at 08:28 PM

はかせさん宛てコメントの補足:趣味際人

少し舌足らずであったので、補足します。
佐貫亦男先生が「設計ミス・失敗作」と書かれた生物は、恐竜など爬虫類が全盛期になる前の、発展途上の生物に対してでした。これらは完成形の出る前に淘汰されたわけで、航空設計者(佐貫先生の設計批評でもあるヒコーキ・エッセイは定評があります。ただし、本当のご専門はプロペラです。)としてのバランス感覚からは、ひっかかる点があったのだと思います。
「設計とは、概念を形にする作業であり、目的とする機能を最適化するための諸要因の妥協である」といわれています。

他方、鱒の断面分布、フラミンゴの翼断面型は、比喩的に言えば造物主が無限に近い試行錯誤で到達した理想形ということになります。
層流翼型はもっとも抵抗の少ない形です。そのような断面をした鱒は、もっとも逃げ足が早く、天敵から生き延びるでしょうから、生き残りはそのような形になるでしょう。
より効率の高い飛行性能の翼断面を持つフラミンゴは、渡りの成功率が高いわけで、何回もの渡りを繰り返すうちに圧倒的な多数派になるはずです。

Posted by: 趣味際人 | November 26, 2005 at 11:32 AM

 私の所属しているクラブで、ライトプレーンのワンメイク・コンテストをしています。下記参照のこと。
http://njb.virtualave.net/web/cffc/2005/onemake/onemake.htm
 生産から30年が経過していると思われるライトプレーンのデッドストック品を箱買いして、なるべくストレートに組み立てて滞空時間を較べよう、という趣向です。パーツが劣化していて組み立てが大変でしたが、皆さんベテランなので、ちゃんと一分以上飛ばしています。記録は下記に。
http://njb.virtualave.net/cffc0009.html#cffc20051113191240

 ライトプレーンを子供に与えることに、私は無条件では賛成できません。20秒の壁を破れる子はめったにいないからです。指導者がいればなんとかなるでしょう。しかし公園などで見ていると、いまどき子供にライトプレーンを指導できる父親など、まずいません。無残に壊れた機体をなおも放り投げようとする子供に「だめだってヒロくん、もう帰ろう」と言う親ばかりです。
 私としては、入門者用の「新ライトプレーン」を設計・普及させるべき、と考えます。改良点は以下の通りです。
(1)竹ひごを使わない翼構造
(2)ゴムを支える胴体と尾翼を支える胴体の分離(双胴化)
(3)各翼に調整用タブを装備
(4)折りペラ装備
(5)組立および調整マニュアルの完備

 それから、フライング・スケール機を悪し様に言われていることにも文句があります。あれは創造的なもの作りの結晶ですよ。まあビギナー向けでないことは確かですから、ここは矛をおさめますけど(^^;。

Posted by: 野尻抱介 | November 27, 2005 at 10:30 PM

野尻抱介さんのコメントに対して

野尻さん始めまして。趣味際人です。
ライトプレーンはそのままでは初心者入門用の機種ではないというご意見には賛同します。
ライトプレーンの過去の経歴(戦中の模型航空教育。私のブログ(趣味際的模型航空)の「ライトプレーン雑論」も参照)からは初心者用という先入観を持たれることが多いのですが、現在の評価としては「一癖ある特殊模型飛行機」という性格が強いと考えます。小堀さん、石井さん、岩田さんをはじめとするF1B級選手権者やF1B級経験者が、ライトプレーンに名人芸を投入していることは、その証拠といえます。
また、武蔵野中央公園のGPF(グリーンパーク・フライヤーズ)のメンバーは、戦中の模型飛行機教育を受けた年代がかなり含まれていますが、その伝承を基にした名人芸のライトプレーンが盛んです。その一端が、私のブログのアルバム「ライトプレーン様ざま」です。
これらが現在のライトプレーンの多数派ですから、同じ土俵に初心者が登場するには高いハードルを飛び越す必要があります。
そういう点と、私が指摘した「ライトプレーンの3大欠点」から、初心者向けの新らしいライトプレーン<系>ゴム動力機のご提案には賛同します。
野尻さんのご提案を一歩進めると、ライトプレーンの要素(一本胴、動力ゴム露出)をパワーユニット(エンジン+燃料+プロペラ、つまり、原動機+燃料+推進手段)と区分し、位置づけて、それだけを一定に制限して、それ以外「何でもあり」とするのはいかがでしょうか。たとえば、「この競技規格では、動力ゴム5gを、全長400mm(プロペラ含まず)以下の一本胴に取り付け、直径210mm以下のプロペラをつけたものを「指定パワーユニット」とする。「指定パワーユニット」を取り付ける機体は自由とする。」という競技規格・機体制限はいかがでしょうか。具体的にいえば、このようなパワーユニットにスチレン製の翼をつけた機体や、F1H級(ノルディックA/1級)、ミニクープの本来の動力系をはずし代わりに上記の「動力ユニット」を取り付けたもの(左側の主翼に輪ゴムで縛り付けることになるでしょう)など、すべて有りです。
野尻さんのご提案の「双胴式」は、動力ユニットを機体(一定の配置に取り付けられた主翼・尾翼からなる安定系)から分離することが趣旨であると推察しますから、「指定動力ユニット」方式はご理解いただけると思います。
私見としては、「動力ユニット」だけを指定し、機体を自由にすることによって、機体選択の自由度が向上し、それだけ門戸が広くなると思います。

フライング・スケール機に関する野尻さんのご見解については、それが名人たちの世界であるということを前提にして、賛同いたします。
私はピーナッツ・スケール落第生ですから(CFFCの吉川広会長には、私のピーナッツ機の代理飛行で多大のご苦労をかけています)、重みのある意見にはならないかもしれませんが、名人たちの「ピーナッツ」については、次の2つのアプローチがあると思います。
ひとつは、要するに自分の好みにあった実物原型機を、どんなに不安定であっても(尾翼が小さい、機種や後ろモーメントアームが短い、低翼、など)とにかく飛ばしてしまうことに指向するフリークです。このフリークの尖鋭派はあえて不安定なテーマを選ぶようにも見えます。
もうひとつは、フリーフライト模型機として安定で滞空性能が原型実機を探してきて、それのスケールモデルを作るという行き方です。このフリークは、実機の図面を見て、それがフリーフライト模型機としてよく飛ぶかどうか判断して選択するわけです。ピーナッツ・スケールの制限は主翼スパンの上限(13インチ)ですから、スパンに比べて全長が長く、主翼縦横比が小さく翼面荷重が低減できて、高翼で、尾翼が大きいなどの条件がつくとおもいます。要するに、模型機の設計能力を持ち、どのような形がよく飛ぶか判断がつくことが前提になります。
真偽のほどは確認していませんが、先によく飛ぶ形のピーナッツ・スケールを設計・製作して、それからそれにあわせたホーム・ビルトの実機を作ったという「裏ワザ」を聴いたことがあります。手軽にホーム・ビルト機が作れるアメリカならば、出来る事なのですが?

いずれのフリークにしても、「模型機を飛ばす」という目標に対する、自らに制限をつけた機能面のアプローチ、「ものつくりの」入り口には違いありません。ただし、いずれも名人たちの世界で、初心者が入門のために選ぶ道とはいえません。


Posted by: 趣味際人 | November 28, 2005 at 08:39 AM

私のコメントが遅れて申し訳ありません。
素晴らしいコメントをいただき、その返事を準備している内に、さらに素晴らしいコメントをいただくと言う「嬉しい悲鳴状態」が続いています。

趣味際人さん、
「実体験の重さ」と言っても、生まれ育った家庭環境ですから、そんなに重いわけではありません。
ただ、職人側にも責任があって、「無手勝流」を自慢し吹聴する傾向があることです。実際にはジグを使って居るにもかかわらず、そう言ったものを使わずに高精度のものを作ったことばかりを自慢します。このように言動が一致しないので、言葉だけを信じると「職人は無手勝流」となってしまうのだと思います。
日本の職人の間には、英語のJIGに相当する言葉も無いようです。我々は「ジグ」とか「治具」とか呼んで居ますが、職人の間ではそれに相当する言葉はありません。ただ、職人の作業を見て居ると、ジグに相当するものは確実にあって、それを単に「型」とか呼んで居るだけです。
ある意味、「ジグ」の概念すら明確化されて居ないのですから、「職人・工人のジグ軽視」は正しいのかも知れません。ただし、それは概念的なレベルでの話であり、実作業においては、ジグ(正確にはジグに相当するもの)を使って居ることは、以前述べた通りです。

はかせさん、
住んで居る場所が近ければ、ぜひ一度チェロを作って居るところを見せていただきたいところです。
やはり、チェロなどは、ちゃんとジグで作るようになっているのですね。

実は、私は「器用」です。
正直、最近、物作りにおいて私の最大の欠点は「器用なこと」じゃないかと思って居ます。
ジグについて、偉そうなことを述べてまいりましたが、自分を客観的に見ると、器用さにかまけて「無手勝流」で物作りを行って居ることが多くあります。
これは、結局、作業工程の詳細検討を軽視し、作業者の「器用さ」に寄りかかった製造設計のまずさを意味します。これを進めても、「作業者の器用さ」の限界を超ることは不可能です。
「作業者がもっと器用になれば良い」は、精神論的な最も悪い解決方針です。抜本的に製造設計を見直せば飛躍の可能性もあります。「ジグを使えば不器用な人でも作れる」は、その入り口だと思います。
私自身が「器用」なために、ここに至るのに時間がかかってしまいました。

野尻さん、
現在のライトプレーンが入門用として最善では無いことは、その通りだと思います。ただ、残念ながら、現状で入手性まで考慮するとライトプレーンが次善の策とならざるを得ない状況です。
また、「新ライトプレーン」も趣味際人さんのコメントを含めて大筋合意します。(「大筋」と書いたのは「折りペラ」の部分が引っ掛かったからです。折りペラを自作するのは難易度が高すぎると思いました。野尻さんの提案が「プラスチック等で出来た完成品などを用意する」と意図されていたなら、この限りではありません)

私なりに入門用の模型飛行機として理想を考えたのが、11月23日のコメントに書いてあるスパン55センチの機体です。R50級の存在は知らなかったのですが、内容的には似たような構成になって居ます。本格的なバルサのリブ組み主尾翼にバルサチューブの胴体の機体ですが、実際に作って飛ばしてみると問題点が数多く見つかりました。
ローリングの傾向が出ることは私の設計ミスですし、改良の余地もあります。
抜本的な問題は、この位の大きさ速度では(つまりレイノルズ数では)本格的なリブ組み主尾翼は優位性を持たない事です。この事は企画段階で既に指摘されて居たのですが、実際に作って飛ばしてみて、その通りと分かりました。
この領域では片面翼で十分で、苦労して本格的なリブ組み主尾翼を作っても報われません。私自身が「物理法則で設計の善し悪しを確認する」と言って居ることと矛盾し、ジレンマに陥って居ます。
それ以外にも、私の息子を見ていると、やはり本格的なリブ組み主尾翼は作るのが難しすぎますし、壊れ易く、作り直しに時間がかかるので設計の検証も困難です。

逆に、最近注目して居るのが、スチレンペーパーです。現在、良く飛ばすのが、スパン35センチのオールスチレンペーパー製の機体です。これはオリジナルではなく、山森善進著「よく飛ぶ模型飛行機」と言う本にあったものをそのまま作った物で、スチレンペーパー製の片面主尾翼に、胴体もスチレンペーパー・チューブです。小さい割に良く飛び、手巻きで軽く20秒は超えます。何よりも壊れないことが良く、木の枝に引っ掛かっても、木の棒や野球ボールを直接ぶつけて回収しても平気です。
スチレンペーパー製でスパン50センチ程度の入門機を作ろうと企画中で、先の土曜日に渋谷の東急ハンズで1ミリ厚のスチレンペーパーを買って来たところです。
スチレンペーパー製の場合、工作性とか飛行や調整の再現性が問題となります。そのままでは竹ヒゴのライトプレーンの再現となってしまいますので、何とかスチレンペーパーで「無手勝流」ではなく、ジグを使って正確で再現性のある工作法はないものかと悩んでいます。

野尻さんは「竹ひごを使わない翼構造」とだけ書いてありますが、具体的には、どのような翼構造がベストとお考えでしょうか?
もし、よろしければ教えてください。

最後に、今まで触れなかった模型飛行機の問題点は、なんと言っても「場所不足」でしょう。
私の家からは、小学生でも自転車で行ける距離に、ある程度なら飛ばせる広場があるのですが、本文にも書きましたが、そこも狭くなってしまいました。
多くの子供たちには自由に飛行機を飛ばす場所すら無いのでしょう。

Posted by: 野田篤司 | November 28, 2005 at 06:32 PM

>趣味際人さん
 どうも、CFFC会報で別名を存じております。
 新ライトプレーンはご指摘のとおり、機体(グライダー状態)+パワーユニット、というモジュール構造になります。たぶん、上下に二本の棒を並べて、主翼の下あたりで結合する形になるでしょう。そこを着脱可能にすれば、機体と推進方式をいろいろ組み合わせて実験できますね。

 名人はゴムのテンションによる胴体のたわみを利用してVIS(スタビライザー取り付け角可変装置)代わりにします。これがとても面白いのですが、子供にはちょっと無理です。実験のパラメータは一度にひとつだけ変えるべきなのに、ゴムの巻数によってエレベータ取付角、スラスト角、スタブティルトが一斉に変わってしまう。これでは仮にうまく飛んでも、なぜうまく飛んだのか分析できないでしょう。機体とパワーユニットを分離すれば、この問題から開放されます。

 スケール機については、スパン50cm以上になると「機体を壊さない構造」もひとつのテーマになります。主翼が簡単に外れるようにして衝撃を受け流すような工夫です。そのほか引き込み脚や双発・多発など、とんでもない芸当をさせる人がいますね。

>野田さん
 折りペラについては既製品を考えていました。現在もプラスチック製のがユニオンから販売されているはず。モントリオールみたいなものは使わない、シンプルなものです。
 空転ペラでの滑空は「あんなもん滑空じゃない、デサ降下だ」と言いたくなります。子供にはぜひとも“糸で吊ったような”本物の滑空を見せてやりたい。しかし趣味際人さんのblogにあったように、空転ペラのほうが狭い場所で飛ばせるので好都合かもしれません。折りペラになるとデサマライザーが必須になってきますね。

 翼構造ですが、私もスチレン翼を考えていました。ライトプレーンなら断面を「ヘ」の字に折るだけで充分でしょう。下記はその試作機です。
http://njb.virtualave.net/web/rl2005/styrenewing.jpg
 スパン42cm、厚さ2mmです。尾翼も2mmスチレンで、裏表にグラステープを貼るとみちがえるように剛性が上がります。胴体は新ライトプレーン構想とは別物なので、無視してください。

 ただ、これでは大型機への発展がないので、ジェデルスキー翼の構造でできないかと思っています。下記写真の手前がジェデルスキー翼、奥が伝統的なリブ組み翼です。スパン75cmで、性能も重量もほぼ同じ。
http://njb.virtualave.net/web/cffc/2004/jedelsky2.jpg
 ジェデルスキー翼の前半は5mmバルサの削り出しです。後半はほぼ平面で、合成繊維の紙を貼りました。リブ組みより簡単ですが、小学生にはちょっと難しいです。しかし翼前半を厚いスチレンペーパー、後半を1mmのスチレンペーパーで作り、リブを介して接着するようにすれば、かなり簡単になるでしょう。
 工作方法としては、CADで作図して実寸でプリンタ出力して、その紙をスプレー糊でバルサやスチレンペーパーに貼って切り抜き、あとで紙をはがす、という手をよく使います。

 場所の問題は深刻ですね。一方の翼端に50mほどの軽い糸をむすび、最初はフリーフライトさせて、糸が張ったら旋回するようにできないか……と思っていますが、まだ実験していません。

Posted by: 野尻抱介 | November 29, 2005 at 03:36 AM

我が子が楽しい人生を送れるようにと願って、あるいは、我が子をダシに父親が遊びたい一心で、ヒコーキ飛ばしを教えましたね、私も。二人息子がいて、同じように教えたつもりですが、下の子はすぐについてこなくなりました。私にはゴム動力機は難しすぎるので、紙ヒコーキ(印刷されているのを買ってきて、切り抜いて貼り付けて作るフリーフライト機)を作らせたり、あれをバルサで作ったりしました。

そのうち、ラジコン飛行機に私がはまり、上の息子は自然についてきて、あっという間に私より上達したわけですが、今では(大学生)まったく顧みなくなりました。やっているのはフライトシュミレーターくらいか?

親の思う通りには子供は育たない。私はひそかに、二人の息子が理工系に進むと良いな、と思っていたのです。それが、上の子は私のチェロ弾きの趣味の影響下に音楽家への道を選び、下の子はいま高校生で、生物系か、文科系かを迷っています。

少年時代から模型工作が好きだった男の子は様々なものに手を出してきたはずですが、結局どこかに落ち着くようで、紙ヒコーキを一生の道楽にする人も、ゴム動力機の深みにはまる人も、PCのフライトシュミレーターのマニアになる人もいます。

いろいろ紹介することはできても、その子が何にはまるかは、放置しておくしかありませんね。
*******************
楽器作りは、モデルをコピーする、という感じでジグや型を作って作業できるのですが、材料の木の密度とか堅さがまちまちなので、ただ、立体をコピーしてもだめなので、難しいですね。

それと家具作っているのとは違って、楽器としての性能が重要で、木工下手くそで汚い作りであっても、楽器としては優れている、ということがあり得るので楽しいです。

これまでにヴァイオリン2台、チェロ1台、ヴィオラ1台(今月完成した)を作りました。これで家族全員分の楽器を自作するというプロジェクトは完了。

全部師匠の楽器をコピーし、師匠に細かくチェックしてもらい、できないところはやってもらったのですが、師匠の製作した楽器とは全く別物の個性(音色とか鳴り方とか)があり、その個性は私の製作した楽器すべてに共通している、というのがどう考えても化学的に説明できない事実なのです。うん、今のところヒコーキを作るより楽器を作る方が楽しいですね。

Posted by: はかせ | November 29, 2005 at 10:18 AM

野尻さんへのコメント:趣味際人

拝復
ゴム動力の空転プロペラは、折りたたみプロペラの普及によって過去の「失われた技術」になってしまいました。
1930年代のザイク年鑑などの昔の資料のウエークフィールド機の図面を見ると、恐ろしく凝ったメカニズムの空転プロペラが収録されています。この当時の空転プロペラは、未成熟であった折りたたみプロペラとトップレベルの競技で五分に渡り合っており、トップレベルのモデラーが全力を挙げて改良に励んでいたわけです。
現在の空転ペラは(言い方は悪いかも知れませんが)二流の競技の技術で、当時ほど真剣な改良努力は払われていないとおもいます。上記の全盛時代の技術を発掘し、本気で取り組めば、面白い研究テーマになるかもしれません。
プロペラ稼動時の効率と、滑空時の抗力との兼ね合いになると思いますが、プロペラの仕様(ブレード幅と直径の組み合わせ、P/D比、翅の数など)は折りたたみプロペラの最適値と違ってくる可能性がありそうです。近頃流行の風車発電の、プロペラ風車のデータや理論などが役に立つかもしれません。

そういう問題意識で、次のような実験測定を考えてみました。(まだ思考実験の段階です)

ロケット状の落体の尾部に空転プロペラを取り付けます。
それに一定の長さ(10m以上?)の極細の釣り糸をつけて、高所から落下させます。繰り返し測定のための巻上げを考えると、リールつきの釣竿が便利だと思います。
「落体」を落としてから、「あたり」が来るまでの時間が、糸の長さだけの落下時間になりますから、自由落下(落体からプロペラを外し、同量のバラストをつんだ状態)との時間差で空転プロペラの抗力が計算できるはずです。
この方法である程度の精度が得られれば(落下距離が長いほど差がでる)、さまざまな仕様のプロペラや空転方式の優劣が判別できると思います。
いうなれば「太公望式空転プロペラ抗力測定システム」です。周りの好奇の目を耐えることができれば(モデラーの宿命ではありますが)、高い橋の上から実行可能な方法です。


他方、折りたたみプロペラが初心者にとって手の届かない高級技術かといえば、必ずしもそうではないのです。
プロペラシャフトの前方を直角に曲げ、曲げた数cm先をプロペラ回転面方向に直角に曲げます。はじめに曲げた部分に、プロペラ半径の80%ほどの長さの、シャフトと同じ太さか、一回り細い鋼鉄線を細い銅線(電気コードをほぐしたもの)で縛りつけ、曲げた側と反対方向に突き出してエポキシ接着剤で固めれば、1翅プロペラのシャフト・ハブ・ヒンジが出来上がりです。
F1Bなどの大型競技機では、振動などの欠点のために2翅プロペラに駆逐されてしまいました。けれども、小型機においては振動の影響が少ないので、1翅プロペラ(片ペラ)は工作が簡単であるという利点を持っています。ちなみに、初期のCDH級(F1G)は片ペラが多かったようです。つまり、同級の動力(当時はピレリ6mm6条)くらいまで片ペラの欠点は出なかったのです。
ある太さのゴム束の1翅プロペラの直径は、2翅プロペラの1.15~1.2倍とされています。前述の「指定パワーユニット」で考えれば2翅で200~260mmくらいですから、1翅は230~310mmくらいです。
3×30×120くらいのバルサ板を翼型に削って、上述の鋼鉄線のシャフト・ハブ・ヒンジの端(円周方向になっているところ)に20~30度の角度で取り付ければ、とにかく1翅の折ペラになります。ブレード側のヒンジは、適当な内径の金属パイプ(竹ヒゴ用ニューム管でよい)を上記角度にエポキシ接着すればよく、場合によってはそこだけ板を張り重ねて補強します。
効率はともかく、とにかく機体をひっぱってくれますから、少なくともより伸びる滑空などの「折りペラ気分」は味わえます。これで最初のハードルは越えられますから、後はねじれたブレードをブロックから削りだすなど、ひとつずつグレードアップすればよいわけです。
片ペラは、重量バランス(ブレードの反対側のバランスアームに取り付ける錘)だけ取れていれば、とにかく回り、それなりに推進しますから、ブレードは相手側を気にしないで自由に切断・整形できます。また、ピッチもヒンジをねじって自由に変えられます。
さらに、片ペラの場合、ゴムが戻って回転が落ち、折りたたんでしまうと、バランスアーム側が下になりますから、ストッパー、スプリングが不要で、その工作が簡略化できます。
私の「折ペラ・デビュー」はこの方式でした。

Posted by: 趣味際人 | November 29, 2005 at 11:03 AM

野尻さん、
折りペラ、ユニオン製の既製品とは、下記のURLにあるゴム動力用折りペラ 21cm と 24cm のものですね。
http://www.unionmodel.co.jp/accs.html
10年以上前に、東急ハンズで見つけて、B級ライトプレーンに付けて飛ばしていました。
今は、スパン55センチの機体に付けています。一本胴用の折りペラなので、チューブ胴に付けると、いまいち折りが足りません。
売っているのを見たのは、10年以上前の一回だけで、最近見たことはなく、とっくに絶版になっていると思っていました。が、ホームページにリストが載っていると言う事は、今でも買えるのでしょう。(でも、何処で売っているのでしょうか?ネット販売もあり??)

スチレンペーパー翼は、断面を「ヘ」の字に曲げたものを想定していたなら、私も同じです。

今日、アップしたブログ
http://anoda.cocolog-nifty.com/mad/2005/11/post_c324.html
に写真を載せておきましたが、このスパン35センチのスチレンペーパー機の翼、この構造のままで、スパン50センチくらいまでなら使えそうな気がします。

はかせさん、
息子には、模型飛行機もやって欲しいと思いますが、将来も続けるかは本人しだいですね。
私自身、高校生くらいまで模型飛行機を作り続けましたが、その後、10年くらいブランクがあります。ブランクの時は、電子工作などしていました。
電子工作をしていた頃も、模型飛行機の経験が活かせたと思います。

まあ、息子にも色々経験させて、将来好きなことをするときに、その経験が活かせたら・・と思っています。

Posted by: 野田篤司 | November 29, 2005 at 09:15 PM

>趣味際人さん
 空転ペラにそんな深い歴史があったとは知りませんでした。そういえば平城宮のライトプレーン大会で見かけた石井英夫氏の空転ペラは洗練されたものでした。かなりピッチが大きかったように思います。「折りペラでなきゃいいんだろう」ということで、フェザリング機構を作った猛者もいましたが、これは使用を自粛されたんだったかな。

 空転ペラの測定ですが、モーターラン中の推進効率も絡んでくるので評価が複雑になり、はたして測定結果を生かせるだろうかと思いました。プロペラのピッチによって飛行プロファイルも変わるので、上昇・滑空の時間配分、すなわち空転性能と推進性能のどちらにウエイトを置くかも変わってくるはずです。
 個々の要素ごとに分析しようとしても独立して評価できず、結局、本番と同じように飛ばしてみてトータルの性能で見極めるしかない――そんなケースが模型飛行機の研究には多いように思います。それも青空風洞でやるものだから、条件は毎回変わってしまう。このことは理科教材としては欠点かもしれません。いっぽう、技術科の教材としては長所かもしれない。要素間のトレードオフはどんなシステムにもつきまとう問題だからです。(ですよね?>野田さん)

Posted by: 野尻抱介 | December 01, 2005 at 03:36 AM

Re ですよね?>野田さん
その通りです。
要素の一部だけを取り出し純粋な再現性だけを考えて特性を調べるには、青空風洞よりも純粋な風洞や数値シミュレーションの方が良いかも知れません。
でも、なんらかのシステムを実際に作るためには、ある程度の要素間の関連はつきもので、トレードオフは必要不可欠なものだと、私も思います。
ですから、青空風洞で、予想しない横風を受ける事も、それはそれで良い経験になると思います。
真空の宇宙を飛ぶ筈の宇宙船でも、打上げ時に横風に吹かれることもありますし、真空の軌道上で太陽風に吹かれることもありますから。いえ、冗談じゃなくて・・・

Posted by: 野田篤司 | December 01, 2005 at 07:24 PM

諸要因のトレードオフについて

「滞空時間」はどんぶり勘定の性能評価であり、それをばらして個別に測定し、個々に性能向上を図るべく試みたことを、私のブログ「趣味際的模型航空」の「模型航空計測工学」(9月2日~10月20日)にまとめてあります。
自分が現役の競技者として、もっとも手っ取り早く性能向上を図るためには、青空風洞なのですが、長期的にはこのような迂回が必要に見えてきました。

空転ペラについては、次のようにもくろんでいます。
木村秀政先生が、戦前に航空研究所の風洞で測定したライトプレーン(A-1)のポーラーカーブや、私のカタパルト、連写測定など、模型機の滑空性能については、定量データが取れます。
だから、さまざまな仕様の空転プロペラの抗力の差がわかれば、沈下率への影響は把握できます。
他方、当該プロペラの仕様、断面翼型の特性と、動力ゴムのトルク曲線と、プロペラ理論の計算(グラワート法など)から、プロペラの推力、効率などが求められますから、それを当該機体につけてそれぞれの時点(⊿t)の上昇率、最終上昇高度が求められます。
膨大な計算量ですが、パソコンを電子計算機として使えば、1分足らずの上昇過程を数分で計算できるようになりました。
少なくともF1B級のような大型機ならば、外乱の影響が少ないためか、計算値がレーザー高度計の測定と良く合います。
空転ペラをつけるような小型機で、十分な精度が出るかどうか疑問ではありますが、とにかく理屈としては、異なった仕様の空転プロペラの抗力差とその滑空性能に対する影響と、そのプロペラの上昇性能(獲得高度)が別々に把握できます。

定性的に推測すれば、上昇・滑空の総合性能が最適化される空転ペラは、上昇時の効率だけを考えればよい折りたたみプロペラよりも、小直径・広幅・高P/D比になりそうです。現実に空転プロペラ時代のトップレベルの競技機(今のF1Bに相当)は、そのようなプロペラです。

当時は静止状態からの離陸出発ですから、プロペラは加速性(静止推力)も考える必要があり、さらに上述のトレードオフがありますから、われわれの先人たちのプロペラ設計条件は、現在よりも複雑で厳しいものであったわけです。

Posted by: 趣味際人 | December 02, 2005 at 05:22 AM

こんにちは。
ラジコン飛行機を始めたばかりで勉強のために関連HPをあちこち覗いてます。
目標はゼロ戦を飛ばすことなんですが、今のとこ入門機で着陸のたびにどこかしら愛機に傷をつけてます。

ところでどうしても気になる事がありまして、、、メールしてみることにしました。趣味の事で熱く議論して疲れるのもなんですから私の一人言だと思って読んで頂ければ。

「創造的なもの作り」には、模型飛行機を作って飛ばす経験が役に立つ。
とおっしゃいますが、ちょっと考え方が偏り過ぎてやいませんか...?

私は中学生の時にゼロ戦の設計者達の物語を読んで機械設計者を志しました。
それから20年近くたった今、実際に某大手企業の開発職に付き、機械設計をしています。
飛行機を設計してる訳ではありませんが。
飛行機とは別のジャンルで最先端の機械を設計開発しています。
私個人が開発者として基礎を作ったのはREGOだと思っています。
もの心着く頃に親に買い与えられて、せっせと作っていた事が創造性や
手先の器用さを身に付けたようです。
もう少し大きくなってからラジコンカーや、ゴム動力の模型飛行機等ももちろん作りました。
ショボいゲルマニウムラジオとかも作りました。
電子ブロックなんかでも遊びました。
でも、私のもの作りの素地を作ったのはやはりREGOだと思っています。

私の周りにいる設計者の中で最も能力の高い方が模型飛行機少年だったと言う事もありません。
異常にバイクが好きな人で、整備もバイク屋を信用しないで自分でやってしまうような人です。
機械に対する造詣がすばらしく、開発業務もスムーズです。

もっと言うとエジソンが模型飛行機少年だったと言う事が伝記に書かれている訳でもありませんよね。

だからと言って、模型飛行機でもの作りの素地を作ったとおっしゃる方を否定はしません。
そう言う方もいるんだと思います。
もの作りの原点は人それぞれで、スケールモデルだから駄目だとか
プラモデルだから駄目だとか決めつけるのは了見が狭すぎやしませんか。
エンジニアにとって、偏見や硬い頭は致命的です。

と僕は思います。


Posted by: ゴン太 | July 30, 2007 at 05:43 AM

ゴン太さん、ようこそ。

幾つか、誤解があるようですので、説明します。
私が誤解を招くような文章を書いたからかも知れません。

(1) 「創造的もの作り」に「模型飛行機」が役に立つと書いたが、「その他のもの」を否定するものではない。
レゴや電子工作、その他のものも「創造的もの作り」に役立つことは正しいと思います。「模型飛行機」は、その中の一つに過ぎません。

(2)「バイク」
バイクが「創造的もの作り」の役に立つ事は、全面的に賛成します。
実は、私は新入職員や大学に新入生が入って来るたびに、「バイクに乗って居る?」と聞いて居るほどです。
バイクは決して大きい方が良い訳でも無く、むしろ自分で整備する事を考えるなら、小さくても良いと思って居ます(もちろん、ビックバイクを自分で整備できれば、それに越した事はありません)

とは言え、「バイク」には、「創造的もの作り」に対して、一つ欠点があります。
それは「創造的もの作り」に入門する世代である小学生や中学生には、価格・法律・安全性の面で入手しにくい事です。
つまり、「バイク」は「創造的もの作り」の入門には向いて居ないけれど、中上級者向きとは言えると思います。

(3)「スケール機」と「プラモデル」
この二つとも「創造的もの作り」の入門には向いて居ません。しかし、その理由は全く異なります(私の書いた本文中、スケール機とプラモデルの違いが明確に書き分けられて居なかったかも知れません)

(3A)「スケール機」(飛ばすタイプ)
「スケール機」は、飛ばすのが難しいのです。
本当に、良くできた(実機を忠実に再現した)スケール機ほど、飛ばすのが難しいのです。
「スケール機」は「創造的もの作り」の入門には向かないほど難しいのです。バイクと同じく、「スケール機」は「創造的もの作り」の中上級者向きでしょう。

(3B)「プラモデル」(飾るタイプ)
最後に、いよいよ「プラモデル」です。
この「飾るタイプのプラモデル」に限っては、「創造的もの作り」に全く役に立たないと言い切ります。
「プラモデル」については、色々と反論のある人も居るようですが、逆に支持してくれる人も居ます。


このように、私が「創造的もの作り」に役に立たないと言い切るのは、「飾るタイプのプラモデル」だけです。

他のものに関しては、「創造的もの作り」に役立つものは多数あると思います。

「模型飛行機」は、役に立つものの一つに過ぎませんが、私が推薦するものとしてブログのコンテンツに載せているのです。

Posted by: 野田篤司 | July 30, 2007 at 07:52 PM

おはようございます。
ここんとこ、夜明けとともに飛ばしに行ってるので朝がはやくなりました。
まだヘタクソでギャラリーがいると恥ずかしいので。

私の独り言に丁寧に返して頂いてありがとうございます。
書き込みさせて頂いたのは排他的な模型飛行機原理主義のように感じたからです。

私は無動力の模型飛行機であってもそれがモノ作りの入門だと言うのには抵抗があります。
なぜなら難しいからです。

スケール機でもスケール機じゃなくても。
動くものは難しいんです。

三つ子の魂百までと申します。
もの作りの素地を作る幼い時期に与えられる入門用のモノと言えば
紙粘土や折り紙、切り抜き、もしくは私のようにREGOではないでしょうか。
これらを他所の子より熱中する子が、もの作りを職業にするようになる確立が高いのではないでしょうか。

そして模型飛行機やラジコン、電子工作、バイクはもの作りを職業にするようになった人が通る
プロセスの一つだと思います。

プラモデルはこのプロセスの一つにならないかと言うとそうは思えません。
飾るタイプの模型は見た目に懲りますが、実際のもの作りにおいてデザイン(見た目)も重要なファクターだからです。

もちろんそこに多くのコストを費やすのは特別な場合を除いて許されませんが、機能さえみたせば良いと考えるもの作りをする人から生まれるモノには魂が篭っていません。
そうゆうモノは魂の篭った同等製品が世の中に出てきた時に負けます。
負けるとはお客様に選んでもらえなくなると言う事です。
これは私が設計者としてやってきたこの10年の間に体験し
見てきました。
実体験を通して共感できるエンジニアも多いと思います。

そのデザインを学ぶにはプラモデルも良いと思っています。
絵画の模写とまでなると、ちょっと実際のもの作りから距離が離れてしまってどうなか~って感じがしますが、先代のデザインを模倣する船や車や飛行機のプラモデルを作るのは意味があると思います。
何事も優れたテクニックを身に付けるには、模倣から始めるのが最短ですから。
オリジナルティを出すのは後からでもいい。
(もちろん先でもいいですが)

そんな感じです。

Posted by: ゴン太 | July 31, 2007 at 07:33 AM

ゴン太さん、はじめまして。野田さん、又お邪魔します。

私は模型航空界の内部の立場ですから、多少は手前味噌のところがあるかもしれませんが、以下のように補足します。

まず、関わる人の年代・時期について。
野田さんが本項はじめの文に書かれた「模型飛行機教育」の受け手の例は、大学・工高レベルのようで、コドモではない、科学的方法論を知った層みたいです。私のそのときのコメントも、その土俵で書いています。
これに対立する土俵として、「幼児体験としての模型飛行機」があります。<<もし、可能ならば>>幼少時に興味の源が刷り込まれるという点で、これは理想的です。但し、現実は、今の子供は忙しく、公園などで大掛かりな模型飛行機講習会を開いても、乗ってくるコドモは少数です。まして、翌週以降に講習会で作った機体を公園に持ってくるリピーターは、皆無に近いのです。
さらに、荒っぽく切り分けると、低い年代の模型航空は「感性・感動」の世界であり、上記の高年齢の模型航空は「論理」です。模型飛行機から受ける影響の中身は異なり、したがってそのための最適媒体となる「もの(模型飛行機の各型式だけでなく、バイクやラジオなども含んで)」の種類も異なってくるでしょう。

次に「なぜ飛行機か?」という問題です。
バイクなど他の媒体物の効用を否定するわけではありませんが、飛行機は周辺の関連技術に対する接点が多いといえるのです。
昔は(多分、今も)飛行機が作れる国は、工業力では最高レベルだと言われました。
傘下に、高水準の諸工業がフルセットで揃っていないと、航空工業は成立しなかったからです。
(飛行する)模型飛行機もそのミニチュア版で、あらゆるホビー工作の手法に関わる可能性を持ちます。この間口の広さは、魅力があります。(だから、私のハンドル名は「趣味際人」です。)

さらに、模型飛行機について手前味噌を言えば、努力の効果が物理的出力として定量的に現れる媒体物だといえます。滞空時間・速度・高度、あるいは操縦性(これは必ずしも定量的ではありませんが)など、正直に成績を示してくれます。


「モノ作り」における美的感覚の養成にプラモデルが役に立つかどうかについて、次のように考えます。(私は作ったことはありません)
山名正夫氏(確か、彗星艦爆の設計者)の「飛行機設計論」という名著があるのですが、
その中で飛行機設計における美的感覚について触れられています。そこで引用されたのが世阿弥の花伝書(能樂の極意書)でした。
後年、大学で教鞭をとられるようになってからは、航空工学の学生たちにヴィーナスのデッサンをやらせて、美的感覚の訓練をされたそうです。
さらに、佐貫亦男先生のヒコーキ・エッセイは、デザイン論でもあります。

このレベルで取り組むならば、プラモデルも役に立つ媒体物になりますが、単にコレクション的に、あるいは工芸的に、時代考証的に扱うのならば、当ブログの立場からは目的外使用になりそうです。

模型飛行機作りの美的感覚を頭に刷り込む方法として、一番良いのが「良い設計を沢山見ること」です。
今月はじめにウクライナで行われたフリーフライトの模型航空世界選手権で、日本チームはF1B級(ゴム動力機)チーム優勝、F1C級(エンジン機)個人準優勝という空前の好成績をあげましたが、同時に写真やヴィデオも沢山撮ってきました。被写体は、各国で一番優れた機体のはずですから、それらを心眼で見ればよいわけです。
さらに、後日に雑誌などに優秀機の設計図が掲載されるでしょう。昔は「ザイク年鑑」のような設計図集が刊行されていて、100機以上の各級の優秀機がまとめて見られました。
これらの設計図は、設計のセンスを身につけるのにものすごく役に立ちます。:趣味際人

Posted by: 趣味際人 | July 31, 2007 at 11:36 AM

「排他的な模型飛行機原理主義」と思われたのなら、私の文章力が足りなかったのですね。
そう言った意味は無いように書いたつもりでした。

>模型飛行機は、入門用には難しい
初心者に対しては、適度に「成功体験」と「失敗体験」を与える・・・ 言葉では簡単ですが、これが一番難しいですね。

既に趣味際人さんが書いていますが、本当の最初の入門には模型飛行機は難しいかも知れません。
私のイメージでは、「小学校の低学年」が最初の入門なら、レゴなどが最適で、「小学校高学年から中学校」程度が「模型飛行機」と思っていました。
趣味際人さんは、もう少し上と受け取ってようですね。

どうも、私は生徒や学生に多くを望み過ぎるようで、これは大学の先生などにも良く言われます。

私自身の体験では、小学校3年生くらいの時にゴム動力機を何機も作りました。この時は「良く飛んだ」と言う記憶はありません。その後、小学校高学年でエンジン機(Uコン)を作りました。とは言え、これは父に相当手伝ってもらっています。
中学校に上がってからしばらくして、模型飛行機に再挑戦しています。この時は、父の手伝い無しで自力でした。既にエンジン機を作れる技術を持っていたのにも関わらず、この時作った模型飛行機は全てフリーフライトです。コントロール機よりフリーフライトの方が面白いと気付いたのが、この時です。また、普通の航空機形状だけではなく、無尾翼機/先尾翼機など、色々な形式を試したのも、この時期です。
高校以降、興味の対象は、コンピュータなどの電子工作と抽象的な純粋数学に二極化し、大学以降は宇宙へと移りました。

振り返ってみると、中学時代に大量に作ったフリーフライト機が私の設計経験の原点になっていると思い、このようなブログのコンテンツを書いた次第です。
ただ、一般的に考えると、もう少し後、つまり高校から大学生くらいの方が、「模型飛行機」に向いているかも知れません。

プラモデル>
これも趣味際人さんが既に書いてある通りです。
私の作った造語の「創造的なもの作り」の定義には、造型とかパッケージング/スタイリングと言った「アート」的要素は含まれていません。あくまでも機能や性能を追求する意味での「もの作り」に対しては、プラモデルは役に立たないと言っているのに過ぎません。

私は、「アート」は専門外なので、そう言った方向性に対して「プラモデル」が役に立つか、立たないかの意見は控えようと思います。

Posted by: 野田篤司 | July 31, 2007 at 09:03 PM

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趣味際人さん、こんにちは。

あれ、大学・工高レベルの話だったんですか??
なら僕が的外れな書き込みをしたのかもしれません。

でも、野田さんの文頭に「私自身、小学生から中学生にかけて大量に模型飛行機を作った経験が、現在の技術者としての基礎になっている。」とあったので、もの作りへの一歩を踏み出す幼い頃の事かと思ってました。
野田さん、どうなんでせう.......?

航空機を作れる事だけが最高の工業レベルを示している訳ではないと思いますよ。
ピラミッドの頂点ではないと思います。
医療機器や原子力は航空機とは直結しませんが、周辺技術を含め最高の工業レベルを要求しますよね。
半導体やソフトは航空機と周辺技術になりえますが、それ自体が主役でもあります。
敢えて、これが最高レベルと言う工業カテゴリーを挙げるとすれば軍事ではないでしょうか。
飛行機に限定せず。
私はそう思うので、模型飛行機こそが最高で、あれはダメこれはダメと烙印を押すのが気になったんです。

明日の朝も晴れるといいな~

Posted by: ゴン太 | July 31, 2007 at 09:12 PM

あっ、すみません。
仕事の合間に長々と書いてsendしたら、とっくに野田さんが発言してらっしゃたんですね。
良く読みます。。。
ゴン太

Posted by: ゴン太 | July 31, 2007 at 09:18 PM

年代論的模型航空史

私が時代錯誤なのかもしれませんが、野田さん、ゴン太さんと歴史認識の差がありそうなので、ファンの年代を中心とした模型航空史の復習をしておきます。ちなみに、私は戦前の生まれです。

最初の模型飛行機ブームは第一次世界大戦前にイギリスで起こりました。1910年前後です。
A字型ライトプレーン(まだそういう言葉はありませんでしたが)のような、今の眼で見れば単純な模型飛行機でしたが、当時としては高価なものでした。階級社会のイギリスでもあり、セレブたちの最新の科学的アソビで、今で言えば週刊誌の社交欄を賑わせるような存在だったようです。
この時代のモデラーの中から、シドニー・カム(ホーカー・ハリケーンの設計者)、フェアリー、デ・ハビランドなど後年のイギリス航空工業界の中心人物が輩出しています。
ここでいえることは、模型航空活動は、オトナの、高い知識水準を前提とした、高価で高級なアソビとして出発したということです。

第一次世界大戦が終わり、敗戦国ドイツは徹底した航空機産業・研究の禁止をうけました。ここで抜け道・ウラワザとして使われたのが、グライダーと模型飛行機でした。
セレブの高価なアソビとして始まった模型飛行機も、技術進歩によるコストダウンがあり、それを梃子とした販路拡大・ファン層の拡散が可能になりました。そしてドイツでは前述の理由で、国が後押しをして青少年層に対する模型飛行機の奨励策を取り、教育も行ったようです。
この流れが、戦中の日本の国民学校(小学校)における模型飛行機の授業につながります。
時代の環境から軍事教育的な要素が多分に含まれていたことは否めませんが、全国の学童によって数100万機を越えるようなライトプレーンなどが作られ、全国統一的な正則な模型航空教育が行われたわけです。野田さんが「サイエンス、エンジニアリング、モノ作り」項で推薦された、木村秀政先生の模型飛行機の参考書は、この時代の中心的な参考書です。
この時代に作られた模型航空人口(端的にはライトプレーン層)は、戦後のブランクはありましたが、余勢は1960年頃まで続きました。

しかしながら、60年代以降、模型航空に対する年少者の新規参入が世界的に激減し、「ジュニア・プロブレム」という言葉が模型雑誌を賑わすようになりました。以来、年少者の参入数は現在まで回復せず、模型航空ファン層の平均年齢は上がり、中心は中高年層になりました。

したがって歴史的に見ると、模型飛行機の中心層・多数派が子供であった時期は、国が音頭を取った30年代~40年代あたりだけの様で、模型航空史100年の内の小部分だけなのです。つまり、一般的な先入観とは違うかもしれませんが、オトナがやるのが正常な形なのです。
模型航空参入は一般的にはかなりハードルが高く、実務としての科学技術のコヤシに使う目的で接するとなると、工高・大学工学部くらいかという感じを持ちます。
野田さんや、野田さんが引用されている模型航空教育の先生方の模型機体験はもっと低年齢ですが、これは一部の天才少年、又は自分が本当に好きではじめた例と考えたほうがよさそうです。

1960年くらいから年少者の参入が減った理由として、ゴン太さんがご指摘になったように、エレクトロニクス・バイオ・宇宙・自動車など航空産業以外の産業ピラミッドが多数出現して、あるものは航空を超えたことが考えられます。科学少年たちの嗅覚は鋭く、時代の最先端の元気のよい分野を即座に見つけ、その方向に流れます。
それ以前は、航空部門がカッコよく魅力的であって、殿様商売的に新規のファンが集まったようです。
但し、より高いピラミッドが他に出現したとしても、航空産業ピラミッドは存続しており、多くの傘下の他部門との接点は依然として存在するわけです。(趣味際人)


Posted by: 趣味際人 | August 01, 2007 at 09:33 AM

趣味際人さん、どうも有難うございます。
なるほど、模型飛行機を子供の遊びと見ること自体が、間違った「常識」なのですね。

ところで、「天才」ですが、私は単なる遊び好きで模型飛行機はじめただけの少年ですが、私がコンテンツの本文の方で紹介している「東大の JM 先生」(昨年6月より、国立天文台の教授に就任)は、本物の天才です。(ゴードン・ベル賞だけでも、一体、何回受賞しているんだろう??)

Posted by: 野田篤司 | August 02, 2007 at 09:19 PM

拝復
「模型飛行機指向の天才少年」の定義を、次のように下方修正し、具体化します。

模型飛行機のためならば
1、 学年より上の数学手法を、独習して、使いこなすこと。
私の年代(電卓はありません)ならば、対数表、三角関数表、計算尺、開平法など
2、 英米の雑誌の工作記事を、飛び飛びのコマギレであっても、何とか読み取れること。
3、 図面を正しく読み取れること
4、 データを集め、平均値を取るなどの処理をして、傾向を読み取る情報処理が実践できること

「天才」と言うとオーバーかもしれませんが、並みの少年はやらないと思います。
私の周りのキャリアの長いモデラーの多くは、「ハタチを過ぎればタダの人」であっても、少なくとも部分的には上記の条件を満たしていたみたいです。(趣味際人)

Posted by: 趣味際人 | August 03, 2007 at 05:52 AM

>「模型飛行機指向の天才少年」の定義
いちいち思い当たります、2番以外は。
さすがに中学時代は、「英米の雑誌」を手に入れる事自体できませんでした。

4は、現在「aoくん」が挑戦中ですね。
頑張ってくれると良いのですが。

Posted by: 野田篤司 | August 03, 2007 at 05:58 PM

こんばんは。ゴン太です。
出張に出ておりました。

趣味際人さんの模型飛行機の歴史は「へぇ~」
って感じで読ませて頂きました。
国策ですか...どうりでRC技術等の雑誌を見ても
かなり年配の方の登場が多い訳ですね。

「模型飛行機指向の天才少年」の定義、今の時代では
天才の素質を持った子がいても難しいですよね。。。
私が今小学生なら、間違いなく、そんな面倒な事しません。
冷房の効いた部屋でプレイステーションで遊んでます。
DSかもしれません。
模型飛行機の趣味を持った親の元に運良く(悪く?)生まれて
押し付けられれば仕方なく相手にしてやるくらいでしょうね...きっと。

明日の朝も練習するのでそろそろ寝ます。


Posted by: ゴン太 | August 05, 2007 at 12:42 AM

こんにちは。

子供(小学校低学年か、それ以下)の興味を飛行機に向かせるなら、折り紙飛行機が手っ取り早いと思います。

自分の場合ですが、一番単純な(正方形の対角線に折り合わせて開くもの)タイプをベースに主翼の面積を変えたり、機首を折り曲げたりと色々やってみました。

ケント紙を張り合わせる飛行機までは進んだのですが、その先のゴム動力機に進もうかというタイミングでマイコンに触れてしまい、進路が大幅に変わってしまいましたが。。。

Posted by: みーや★ | August 08, 2007 at 02:04 PM

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