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May 12, 2005

特急 サンダーバード 3号

e011
昨年、一家で北陸旅行をした時の話である。
前日の夜に小松空港に着いた我が一家は、駅前のホテルで一泊し、明けた朝、小松駅のホームで金沢行きの電車を待って居た。

駅の構内アナウンスが響いた。
「間もなく下り ○○番ホームに特急 サンダーバード 3号が参ります。」

それまで、前日遅かったため、眠そうにホームで立って居た息子(当時 小3)は、突然、目を輝かせ、キョロキョロと辺りを見渡し始めた。

「なんだ、こいつ? 何興奮してんだ?」と、私は思ったのだが、すぐに気が付いた。

今、構内アナウンスは、間違いなく「サンダーバード 3号が来る」と言ったのだ。

もとより、息子が「特急 雷鳥」の事など知りはしないし、その「特急 雷鳥」のより速いバージョンが「特急 サンダーバード」であることなど、知る由も無い。

我が息子に取って、サンダーバード 3号とは、あの国際救助隊の真っ赤な宇宙ロケットである あのサンダーバード 3号以外にはあり得ないのである。

なるほど、息子は、国際救助隊のサンダーバード 3号が、まさに今、このホームにやって来ると勘違いして、興奮して居るのだ。
そりゃ、本当に、国際救助隊のサンダーバード 3号が、やって来たら、私だって嬉しいだろうな。
そう思って、思いっきり笑ってしまった。

もちろん、やって来たのは、ごく普通の特急列車(それでも特急列車の中では相当格好よい方なんだが)で、息子が、がっかりしたのは言うまでもない。

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Comments

 分かる!分かりますその気持ち!!

 確か「サンダーバード」が走り出す時、JRはスコットをあしらったポスターを作ったんですよ。走らせている方も完全に狙ってましたね。

Posted by: 松浦晋也  | May 12, 2005 at 08:37 PM

Posted by: kodama | May 13, 2005 at 06:55 AM

初めまして。医学博士だけれど医者じゃない、解剖学者です。工作マニアにして乗り物好きのチェロ弾き。

従兄弟が「ついに、セブンを買ったんだ」というので、きっとケーターハム(実際の発音はケータラムに近いけど)だと思って、興奮して見に行ったら、某国産車だったのでがっかりした、という経験があります。そんなものだったら、私が乗っている、同じメーカーから出ている、オープン・二人乗りの方がずっと良いのに。

JRは確信犯でサンダーバードの名を使ったのでしょうが、こちらはただの数字ですから責めるわけにはいきません。

Posted by: はかせ | May 13, 2005 at 10:59 AM

また~、ネタでしょ?
うちの子供でも特急サンダーバードと
サンダーバード3号があることは
数年前から知っていますよ。

プラレール サンダーバード
http://fc.tomy.co.jp/tomipla/tettei_p/03_10_pte/index.htm
(03年11月発売です。)

Posted by: kagawa | May 13, 2005 at 08:26 PM

軽い話題が、一番、コメントを集めるとは意外でした。

松浦さん、kodama さん、 kagawa さんは、常連ですね。
いつも有難うございます。
( kagawa さん、この話は実話です。私の息子は、kagawa さんの息子さんほど、鉄ではありませんので)

はかせさん、ようこそ。
トラックバックになっている musik さんのところに、私の話題でコメントされている はかせさんと同じ方ですね。
私自身は、クラシック音楽を良く知らないのですが、技術論だけではなく、音楽の世界でも、日本と外国で、「構造」的な違いがあるとは新しい驚きでした。
実は、私も1年程、イギリスに住んで居た経験があり、その時に、価値観と言うか、考えかたに違いがあることを感じました。もちろん、私の場合、技術的な話だったのですが、共通する事が音楽にもあるとは、本当に興味深いです。
これからも、よろしく、お願いします。

Posted by: 野田篤司 | May 14, 2005 at 07:46 AM

私もサリー州(キングストン)にいたのですよ。子供をインファントスクールに入れて。
自作の自動車、うらやましいですよね。しかし、イギリスでは自分の設計による自作の飛行機を飛ばしても良いし、それでちょっとフランスまで行って来るのもOKなのですよ。たぶん、庭にロケット発射基地を作って、ちょっと月まで行ってくる、というのもOKに違いない。
日本では、お役所が特に許可したこと以外はすべて禁止、イギリスでは基本的に何をやってもよく、公共の利益に反することが明らかになると、そこで考える、という基本姿勢の違いがあります。きっとこれが考え方の根幹に影響を与えているのでしょう。

Posted by: はかせ | May 14, 2005 at 08:17 PM

>役所が特に許可したこと以外はすべて禁止

よくこの手のコメントを見ますが、何もお役所が禁止にしているわけではないのですよね。
禁止にしているのは法律なわけで、役所は法律に従って免許や認可を与えているにすぎません。ということは、法律を作っているのは誰だ、その法律を作る人を選んでいるのは誰だ。ということになりますね。お役所のせいにするのは簡単ですけども、本質的には筋違いですわね。

Posted by: kagawa | May 17, 2005 at 10:52 AM

はかせさん、思わず、サリー州の地図を出して、キングストンの場所を確認したりしていました。私にとっては、もうイギリス時代は懐かしい話です。
今後とも、よろしくお願いします。

>役所が特に許可したこと以外はすべて禁止
kagawaさんは顔見知りで、彼も、また、サリー州の住人であった事を付け加えつつ・・・
結局、主体は、「役所」なのか「住人側」かは、ともかく、日本には「お上の許したこと以外やってはいけない」と言う精神的(?)な障壁があるのは事実だと思います。どうやって、これを打破できるかと言うのが本当の問題ですね。

Posted by: 野田篤司 | May 17, 2005 at 07:47 PM

 役所のせいにしているわけではありません。もちろん、日本人のマジョリティが持つ心が何でも禁止にしたがっていると思います。役所にそういう法律を作らせたがるのが、日本人なのです。だれかに禁止してもらいたがるのです。

 他人がちょっと面白そうなこと、勇気が必要なことをやろうとすると、自分が出来ないもんだから妬ましい。また、既得権は守りたい。とりあえず、バッシングしておき、すぐに禁止する法律を作ろうとするでしょう?あるいは最近は村八分が難しいから、陰険に自主規制を強要する。業界のルールとか。
 そうやって、何も新しいことが出来ない・したくない自分の平和を守りたいのです。昨日と同じ明日が欲しい。とりあえず、なんでも禁止にして貰っておけば安心する。
 また、遊びというものを勤労の敵とみなす心情は依然として根強い。お国のために働いていればよいのに、ラジコン飛行機で遊ぶとは何事か!何の役にも立たない僕の宇宙船とは何事か!禁止!禁止!
 もう一つの心の動きは、自分で文句を言ったり立ち向かうのが嫌なのでお上に禁止して貰っておきたい、というもの。18歳になった高校生の息子に運転免許を取らせるかどうか、運転させるかどうかは純粋に親子で話し合って決めればよいのに、親が高校に頼んで禁止して貰う。
 さらに、100%の安全を求める非現実的な欲求もあるでしょう?すべての水辺に頑丈な柵を作り、回転ドアとぶらんこをすべて除去すれば、親としては子供に目を配っていなくても事故死しないと思ったり。

 こういう心情が、日本ではなんでも禁止、という状況を作り出したと思います。こういう社会は、自分の頭で思考して行動し、その行動に責任を持つ、というのではなく、前例に固執し、周りの様子を見て目立たないように行動する、という人間を育てるように作用すると思います。それが、クラシック音楽の楽器演奏に悪影響を与えていると感じているのです。サイエンスの研究に対してもです。

Posted by: はかせ | May 18, 2005 at 09:16 PM

全く、同感です。

私の言う「精神的(?)な障壁」は、はかせさんの言うところの「心の動き」とか「心情」と同じ意味のつもりだったのですが、上手く伝わったか、心配しておりました。

それが阻害しているのは、クラシック音楽やサイエンスの研究のみならず、モノ作りや、その他色んなものだと言う事に、もっと問題意識を持つべきだと思います。

そもそも、何で日本では、「学問」を、こうも堅苦しく考えなきゃいけなんでしょう。その考え方自体が「学問」の進歩を阻害しているとしか思えないのですが・・・・

Posted by: 野田篤司 | May 18, 2005 at 10:42 PM

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