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April 25, 2005

Zaurusのバッテリー制御

e007
以前の記事で、私のZaurusのバッテリーが劣化して居ると書いた。流石に中国に行っている間に完全に使えなくなると困るので、出発前に新しいバッテリーを購入した。どうやら、SL-C3000 用にバッテリーが更新されたようで、コスト・寸法・質量据え置きで、充電容量が増加して居るようだ。
バッテリーを交換してから、至って調子が良い。AirChinaの飛行機の中でも安心してブログ用の絵を書くことができた。
しかし、解せないことがある。私のZaurusは2003年7月の購入だが、2005年3月、つまり約1年半で何故バッテリーが劣化してしまったことだ。
私はリチウムイオンバッテリーの専門家ではないが、一般的な常識なら知って居る。充放電回数が約500回で寿命が来ると言うことだ。
一回の充放電の深さに依存性は無い。深く使っても、浅く使っても、一回は一回だ。だから、一回充電すれば、できるだけ、バッテリーをフルに使い切った方が、バッテリーが長持ちする。
私の通常のZaurusの使い方だと、一回充電するとバッテリーを使い切るのに、三日から一週間かかる。仮に三日毎に充電しても、500回充電するには1500日、つまり、4年強はバッテリーはもつ筈だ。
それにも関わらず、私のバッテリーは約1年半で劣化してしまった。何故なのか?

理由は判って居る。無線LANだ。

私はネットワーク接続に無線LANをメインに使って居る。Zaurusに装着するCF型の無線LANカードは、電力消費が大きく、あっと言う間にバッテリーを使い切る。先程「私の通常のZaurusの使い方だと三日から一週間」もつと書いたが、それはスタンドアロンで使った時の話だ。同じバッテリーが「無線LANカードの使用中だと30分から1時間」で使い切ってしまう。

私の使用して居る無線LANカードが、特に電力消費が大きい訳ではない。どのメーカーの、どんな無線LANカードでも消費電力は似たようなものだし、有線LANによるネットワーク接続も、多少の差はあれ、スタンドアロンで使うよりは、電力消費は増加する。要は、ネットワーク接続は、スタンドアロンで使用する時よりも電力消費は大きくなるのだ。

私が、無線LAN経由でネットワーク接続するのは、戸外のホットスポットの場合はほとんどなく、主に我が家の中である。無線LAN使用中は電力消費が増加するが、AC電源が近くに有るので、ネットワーク接続する時はACアダプターを使うことが多い。
ここで問題が起きる。ACアダプターを使うと、自動的にバッテリー充電モードになってしまうのだ。

毎日メールチェックをすると、毎日バッテリーを充電するのと同じことになる。これなら、バッテリーが一年半で劣化することも納得できる。

納得できないのは、何故、ACアダプターを使うと、否応無しにバッテリー充電モードになってしまうかだ。
バッテリーが十分残って居る時は、バッテリーには充電せず、Zaurus本体と無線LANのみに給電するモードを選べるようにしてもらいたかった。

想像するに「ACアダプターを接続した後は、フル充電にしておいた方がユーザーに親切」と思ったのだろうが、はっきり言って余計なお世話だ。
むしろ、ACアダプター使用時に「充電する」「充電しない」の二つのモード切り替えを用意した場合、「使い方が分らない」とか「ACアダプターを接続したばかりなのに充電されてない」と、知識の無いユーザーからクレームが付く事を恐れて、今のような設計にしたんじゃないかと勘ぐってしまう。

だが、もしそうなら、心配は無用だ。
Linux Zaurus に「知識の無いユーザー」からのクレームは、ほとんど有り得ないだろう。
今時分、好き好んで「Linux」で「Zaurus」な「PDA」を使かって居る奴なんて、「マニア」しか残って居ないのだから。

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Comments

 最新のシンクパッドでは、バッテリー充電開始のしきい値を設定出来るとか。AC電源を繋いでいれば常に充電されるのではなく、バッテリーの残量が任意の値を下回った時のみ充電するように設定出来るそうです。

 ちなみに笹本、自宅でシンクパッドを使う場合はバッテリーを抜いております。

Posted by: 笹本祐一 | April 26, 2005 at 12:50 AM

私のザウルスも、自宅で使う時は、古くなったバッテリーを入れて使うこともやってみました。
ところが、ザウルスは、バッテリーを外すとリセットする設計になっています。バッテリーを外すたびにリセットするのに閉口しています。(リセットから再起動にやたら時間がかかる)

Posted by: 野田篤司 | April 26, 2005 at 08:17 PM

 はじめまして、
 Zaurusとは関係がありませんが、バッテリー制御について一言。
 私も、エクセルやワードの使用とプログラムのコーディングをするためにキーボードをたたきまくり、かつ、転勤や出張が多いので、どこにでも持っていけるパソコンということで、私も『宇宙へのパスポート』という本の71ページで、「ホテルとか空港でコンセントさえあれば使える」や、58ページの「頑丈であること」や「バッテリーで長時間使用できる」といったことを参考に、シンクパッドのAシリーズを買い、使いまくっております。
 ただ、仕事で1日当たり12時間も使いつづけるためか、バッテリーが100%に充電された状態でACアダプターで使い続けていると、ディスプレイに青い縦線が表示され、これを無視して使いつづけるとパソコンが正常に起動されないというトラブルに見舞われて、システムボード(IBMでは「マザーボード」を「システムボード」とよんでいます)を交換した経験があります。
 勝手な考察ですが、この原因はバッテリーが100%に充電された状態でACアダプターで使い続けているとバッテリーからの電気が逆流して、過電流を起こしてマザーボードが壊れるのだと思います。
 以上のことから、現在は充電以外でACアダプターを使うときは、バッテリーを外して使用することにしています。
 それと注意ですが、ホテルはともかく、駅や空港の待合室で適当なコンセントを見つけて電源を投入してパソコンを起動すると犯罪になる恐れがありますので、よいこの皆さんは決してマネをしないでください。
 余談になりますが、『宇宙へのパスポート』では、何点かの笹本氏(この本の著者)の写真が掲載されていますが、67ページの笹本氏って、『ひょっこりひょうたん島』のハカセに似ているような気がしませんか?

Posted by: 新潟改め東京の田村 | May 14, 2005 at 10:36 PM

私も、良く原因を追究していませんので、はっきりとは言えませんが、バッテリーにまつわる色々な問題は、過放電とか過充電が問題のようです。
笹本さんがハカセとは笑ってしまいました。今度、本人に言っておきますね。

Posted by: 野田篤司 | May 17, 2005 at 07:49 PM

はじめまして。
最近、バッテリーのへたり具合に嫌気が差して、いろいろとググってたら見つけました。w
自分のBlogにTB張ってみました。
ぼちぼち、暇を見てZaurus用のカーネルパッチ作ろうかと考え中です。

Posted by: kento | May 21, 2005 at 04:04 AM

Zaurusは、ハードウエア的に、AC電源使用時は強制的に充電モードになるのではなく、カーネルからのコントロールが効くのでしょうか?

カーネルのパッチができたら、凄く良いですね。是非、使わせてください。

Posted by: 野田篤司 | May 23, 2005 at 12:49 PM

そこが微妙なんですよね・・・(汗。
公式のシステムブロック図には電源系統は載ってないのでなんともいえないんですが、
充放電をつかさどる本体側のなんかしらの回路がIOにつながってるだろうって予測からです。w

Posted by: kento | May 27, 2005 at 03:50 AM

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